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忙しい職場で平日の結婚式は非常識?体験者が語る大トラブル

5/20(月) 15:45配信

bizSPA!フレッシュ

 夫婦にとって一生忘れられない記念日である結婚式を、自分たちにゆかりのある特別な日に設定する人は多いようです。社会人同士の結婚式は、仕事の都合もあって、土日に行われることが多いです。

 とはいえ、なかには会場や金額の都合で、平日に結婚式をあげる人もいます。参加者からすると、有給を消化する必要がある分やや大変かもしれませんが、今回は、そんな「平日の結婚式」で痛手を負ってしまった、広告代理店で働く原田元気さん(仮名・25歳)の体験談を聞きました。

平日の結婚式に参列するため、部署全体で協力

 広告のデザインを作成する部署に所属する原田さんの上司Aさんが結婚式を挙げることになりました。その結婚式は、平日に行われたそうです。

「最初は、出席が危ぶまれましたが、上司に相談して披露宴と二次会にメンバーを分けて、部署のみんなで出席しようということになりました。その週はなるべく業務を残さないように、作業を手分けして早めに進めました」

 平日でも「大切な日はみんなで休もう」というマインドは、昨今の潮流として素晴らしいものに感じます。クライアントからの電話にはすぐ対応できる体勢は整えながら、原田さんは万全を期して当日に臨みました。

「上司は前日から有給を取っていましたが、無事に前日までに仕事は終わりました。僕は二次会からの参加だったので、午後までに仕事が終わるように進め、披露宴に出たメンバーと入れ替わりで会社を出ました」

事前に準備をしたけど、大混乱の結婚式

 しかし、二次会のさなか、クライアント対応案件が急に発生したという連絡が入ります。しかもその内容は、新郎である上司Aさんの担当クライアントからでした。

「僕は二次会の途中でそのメールを見てしまって、上司に伝えるべきか非常にモヤモヤしていました。でも、上司と新婦の幸せそうな顔を見ると、何も言うこともできず、終了と同時に大急ぎで会社に戻りました」

 結局、原田さんの部署だけに収まらない大騒動になってしまい、上司にも報告することに。

「申し訳ない気持ちでいっぱいになりながら、僕が週末中にミスを修正しますと、上司に報告メールを送信しました。こちらでミスは回収するから新婦とゆっくりしてくださいという意味でした」

「平日休めない呪い」に縛られたことを実感

 そうもいかず、結婚式終了後、部署のみんなや、上司である新郎Aさんまでも会社に戻ってきて事態の収束に努めたそうです。

「結局、平日に休むことはリスクが高いことを実感してしまいました。仕事内容が多すぎるので、有給を取ることで、自分の首を締めてしまうんです。それからは、平日の結婚式はもう2度としないでほしいと思いました」

 現実として有給が取れない企業は多くあり、それが日本の悪癖であるようにも思えます。海外のように「休みたい時に休む文化」が日本に訪れるのは、まだ先のようです……。

― 結婚式はツラいよ ―

<取材・文/ミクニシオリ イラスト/小池祐子(@ikeko322)>

bizSPA!フレッシュ 編集部

最終更新:5/20(月) 15:45
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