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ランボルギーニ 新型ウルス、「野生牛」が見せつけるスーパーカーの究極形【試乗記】

5/20(月) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

● ウルスが成功すれば ランボルギーニの次世代スーパーカーは完成度が高く

 ウルスという名の語源を知れば、この新型スーパーSUVに期待される役割がわかる。英語でいえば、オーロックス。家畜牛の先祖にあたる野生牛の呼称で、もちろん、その血統には歴代ランボルギーニが名前を拝借してきた闘牛たちも連なっている。

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 要するに、ウルスはグレートマザーを意味している。経営面では、今後ランボルギーニが送り出すトラディショナルミッドシップスポーツの“経済的な母”の役割が期待されている。ウルスが成功すればするほど、ランボルギーニの次世代スーパーカーは完成度が高くなる。

● 0→100km/hを3.6秒 “背が高いスーパーカー”

 ウルスは、ランボルギーニ初の市販ターボモデルだ。4リットル直噴V8ツインターボ+8速AT+フルタイム4WDというアウディ・グループでおなじみのパワートレーンを採用した。最高出力は650ps。0→100km/hを3.6秒で駆け抜け、最高速度は305km/hに達する。まさに“背が高いスーパーカー”だ。

 4WDシステムのトルク配分は通常時で前後40対60 とやや後輪寄り。走行と路面状況に応じてフロントは最大70%、リアには最大87%まで振り分ける。機能面は後輪ステアリング機能(4WS)やアクティブトルクベクタリングの装備も重要なポイントになる。

● 走行環境に応じて最適モードに設定できる 操縦桿のようなレバー“タンブーロ”

 室内は、センターコンソールに操縦桿のようなデザインのレバーがある。“タンブーロ”だ。これは強力なパワートレーンと最新の車体制御システムを、走行環境に応じて最適モードに設定できるセレクター(モニター上でもセット可能)である。デザイン上のアピール力が強いだけでなく、パフォーマンス面でもウルスの見せ場のひとつだといっていい。

 ドライバー側には、ストラーダ(ノーマル)/スポーツ/コルサ(サーキット)という2シータースーパーカーと同じ走行モード切り替えに加え、テッラ(グラベル)/ネーベ(スノー)/サッビア(デザート)というウルス独自の路面モードを備えている。

 助手席側は“お好みのセッティング”用。パワートレーン、ミッション、サスペンションのそれぞれにソフト(ストラーダ相当)からハード(コルサ相当)まで3段階があり、ドライバーの好みに応じて組み合わせられる。

 ウルスのボディサイズは全長×全幅×全高5112×2016×1638mm。イタリアで試乗したときも「それなりに大きいクルマだ」と感じたが、日本で対面した第一印象は「まさに巨体」だった。不慣れな道を走っていいものかどうか、ちょっと不安になるくらいの圧倒的なスケール感だ。

 ところが、走りだした途端に不安は解消した。そして、“とびきりの乗用車”であるというイタリアのテストで得た感覚は、日本で試乗しても変わらなかった。

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最終更新:5/20(月) 6:01
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