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スタバの「犬以下」まで経験し変わった金銭感覚

5/20(月) 5:10配信

東洋経済オンライン

 お金がない生活と、お金がある生活、どちらが幸せなのでしょうか。

 私は大学を卒業してから約20年間、一貫してお金に関わる仕事をしてきました。新卒で入った財務省では金融や財政に関わり、NISAの初期設計も担当しました。その後コンサルティング会社のマッキンゼーで、ニューヨークに本拠を置く10兆円規模の機関投資家の資産運用をサポートしました。2015年に全自動の資産運用サービス「ウェルスナビ」を立ち上げ、CEOを務めています。

 数千億円、数兆円という単位のお金を仕事で扱いながら、プライベートではお金があったりなかったり、ジェットコースターのように変わる環境に身を置きました。

 財務省を退職後、就職先が見つからず無職だった半年間は、夫婦の預金が8万円まで減り、「世の中から求められていない」という現実に苦しみました。一方で、マッキンゼーのニューヨーク時代には、プラチナカードを持ち、ファーストクラスで飛び回り、ホテルのスイートルームで特別な待遇を受けるという華やかな暮らしを経験しました。

 お金がない生活と、お金がある生活の両極をわずか数年の間に経験し、私はお金について正反対ともいえる以下の結論を得ました。

・お金がなければお金に縛られる
・お金がありすぎてもお金に縛られやすい
 なぜお金があってもなくてもお金に縛られてしまうのでしょうか。自分の経験と反省から、その理由を考察し、さらに「お金に縛られないための3つのルール」をお伝えしたいと思います。

■お金がなければお金に縛られる

 こちらは想像がつきやすいのではないかと思いますが、お金がなければお金に縛られます。

 「お金がない」の定義は人それぞれだと思いますが、私の場合、夫婦の預金が合わせて8万円まで落ち込んだときに、「お金がない」ことを痛感しました。

 そもそもなぜこんな状態になったかというと、仕事を辞めてMBA留学したものの、次の仕事が見つからなかったからです。

 「家庭を大事にしたい」という思いから、10年近く勤めた財務省を退職した後、フランスのパリ郊外のビジネススクールにMBA留学しました。学費が高く、退職時に1000万あった貯金は、卒業するとき100万円を切っていました。

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最終更新:5/20(月) 5:10
東洋経済オンライン

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