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内野聖陽、『きのう何食べた?』細部までいき届いた繊細な演技に絶賛の声

5/21(火) 7:40配信

コンフィデンス

 弁護士・シロさんこと筧史朗(西島秀俊)と、美容師・ケンジこと矢吹賢二(内野聖陽)の男2人が、2LDKのアパートに月2万5000円の食費で暮らす生活を描くドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)。よしながふみの同名人気コミックをドラマ化した同作は、再現度の高さなどにより、原作ファンからも高い評価を得ている。

【写真】ひとり“サッポロ一番”で幸せな表情を浮かべるケンジに胸が締めつけられる

 メインから脇に至るまで演技派が揃うなかで、とくに絶賛の声が多いのは内野聖陽の演技力だ。週刊エンタテインメントビジネス誌「コンフィデンス」の満足度調査ドラマバリューのアンケートでも以下のようなコメントが多数見られる。
「内野さんが本物に見える」(男性40代/千葉)「内野聖陽さんの演技がすばららしかった。今までとまったく異なる役柄だったが違和感なく見ていられた」(女性30代/東京)「内野さんの演技が自然で、『ゲイカップルの幸せな食卓』がほっこりと心に沁みる物語に昇華していることに感心する」(女性50代/東京)

 これまでは硬派な役柄が多い印象だった内野聖陽の意外なまでのハマり具合。ビジュアル的な原作とのソックリさもさることながら、注目すべきは、なんといっても細部までいき届いた内野の演技の繊細さである。

■さりげなく足し引きされている女性っぽさの表現

 ゲイであることを隠して生きている史朗に対して、職場などでもカミングアウトしている賢二。スタンスの違いから、賢二は仕草や口調、表情にやわらかな女性っぽさがしばしば出る。その表現のさじ加減は重要で、極端になるとコント的になったり、下品になったりするが、実にさりげなく良い塩梅で足し引きされている。

 また、おおらかな性格で、「美味しい」「幸せ」といった愛情表現や嫉妬心などは、はっきりとわかりやすくストレートにあらわす賢二。これは「相手にちゃんと伝えたい」という思いがあるからだが、その一方で、実は非常にデリケートで、目配りができて、「敏い人」であるということも、内野のさりげない「目の表情」から伝わってくる。

 例えば、親が注いでくれる愛情に対して素っ気ない態度の史朗に対して怒っているときや、史朗の親の病状を心配しているとき。落ち込んだときや、気まずそうなとき。史朗が何か隠していそうなとき。セリフはない場面でも、目の演技だけで気持ちがジワジワと伝わってくる。

 帰省時に親から史朗が持たされた餅が食卓に並び続けるシーンでは、言葉では「美味しい」「好き」と喜び、口角を上げて笑顔は作り続けているにもかかわらず、テンションが少しずつ下がり、表情が曇っていく変化が目から感じられた。そのグラデーションがあってこそ、「パン食べさせて! パン!」の懇願に視聴者は爆笑させられるのだ。

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最終更新:5/21(火) 7:40
コンフィデンス

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