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高難度のジャンプが勝つ道具へ 「4回転時代」到来に日本女子が持つ、それぞれの覚悟

5/21(火) 13:10配信

THE ANSWER

来季は「4回転時代」到来へ、ロシア、米国から次々台頭する女子の新星

 フィギュアスケートは2018-19年シーズンがほぼ終了した。選手たちは現在、新しいプログラムの振付を行ったり、海外で合宿したり、アイスショーに出演したりと、来季に向けて始動している。女子は現在、トリプルアクセル(3回転半)、4回転ジャンプを跳べる選手が出てきている。来季はいよいよ「4回転時代」となり、高難度のジャンプを跳べないとトップにはなれないかもしれない。

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 女子はこれまで多くが連続3回転を跳んでいたが、大技に挑む選手はめったにいなかった。だが、3月の世界選手権では、今季シニアデビューした16歳の紀平梨花(関大KFSC)がトリプルアクセル(3回転半)を成功させて4位。19歳のエリザベート・トゥルシンバエワ(カザフスタン)が4回転サルコウをきれいに決めて、シニアの国際大会で初めての4回転ジャンプ成功者となり、2位となった。それは新時代の到来を予感させるものだった。

 ジュニアをみれば、4回転を跳ぶロシア勢がいる。世界ジュニア選手権を2連覇した14歳のアレクサンドラ・トルソワはルッツに加え、サルコウ、トーループとすでに3種類の4回転を国際大会で成功させている。今年の世界ジュニア選手権2位の15歳のアンナ・シェルバコワは、昨年12月のロシア選手権で4回転ルッツを決めて優勝した。ともに来季からのシニア参戦が見込まれる。

 さらに下のノービスでは、米国期待の13歳、アリサ・リウが、今年1月の全米選手権でトリプルアクセルをショートプログラム(SP)、フリーで計3本決めてシニアの選手を抑えて女王となった。来季はジュニアで戦う見通しで、選手権や五輪といったシニアの国際大会の年齢制限が現行の15歳のままならば、北京五輪が行われる21-22年シーズンにシニアに昇格できる。紀平、世界選手権6位の宮原知子(関大)を指導する浜田美栄コーチが「(五輪シーズンとなる)最後の1年で急に出てくる子が必ずいる」と以前語っていたが、リウが順調に伸びていけば、当然メダルを争う有力候補になるだろう。

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最終更新:5/21(火) 16:18
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