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他メディア同様、ポッドキャスト業界も有料サービスへ(とはいえ、込み入った課題も…)

5/21(火) 8:10配信

DIGIDAY[日本版]

今後数年間で、ポッドキャストには大きな消費者収益の流れが追加されそうだ。ここで問題となるのは、個々のクリエーターやスタジオよりも、オーディオ・プラットフォームがすべての儲けを持っていってしまうかどうか、だ。

4月23日、ベンチャーから支援を受けるポッドキャスト・アプリ、ルミナリー(Luminary)が公にローンチされた。ルミナリーでは限定の広告無しのコンテンツが1000時間以上、サブスクライバーに提供される。サブスクリプション費用は月額7.99ドル(約880円)だ。ワンダリー(Wondery)やザ・リンガー(The Ringer)といったポッドキャスト・ネットワークからの新番組がコンテンツに含まれる。ポッドキャストは自分の好きなコンテンツを見つけるのが難しいのが問題だが、それを解決するために、上記のコンテンツに加えて広告付きの番組も混ぜて、オススメを推奨してくれるアプリとなっている。

ルミナリーは2018年春以降、2回のラウンドでベンチャー・キャピタルから1億ドル(約110億円)を調達した。ステッチャー・プレミアム(Stitcher Premium)に並んで、ポッドキャストを扱うふたつの大手サブスクリプションサービスとなった。ポッドキャスト・エコシステムの参加者とは敵ではなく友達になることを狙っている。ルミナリーの担当者はオファーを出したクリエーターたち160人のうち54人と関係性を築き上げたという。クリエーターにはガイラズ(Guy Raz)、トレバー・ノア、アダム・デーヴィッドソン、そしてレナ・ダナムたちが名を連ねている。

サブスクへの移行の背景

ポッドキャストを行うクリエーターたちはサブスクリプション収益をビジネスに加えることに長く苦戦してきた。これは限定のオーディオ・コンテンツを配信することには困難がつきまとうからだ。しかしサポーティングキャスト(Supporting Cast)も含めて、さまざまなサービスのローンチが続いたことで2019年はそれが変わる年かもしれない。ほかにも、サブスクリプションにフォーカスを置くパブリッシャーたちも自分たちで状況をコントロールしようとしている。3月にはアスレチック(Athletic)が、独自のポッドキャスト・ネットワークを構築し、アスレチックのモバイル・アプリに搭載したと発表した。

ポッドキャストは現状では主に、広告を中心にしたメディアとなっている。小さな規模からのスタートではあったものの、長年広告マーケットは健全な成長を続けている。IABによると、2020年には収益が6億5900万ドル(約726億円)に達すると予想されている。これはデジタル動画といったフォーマットの金額と比べると四捨五入すれば消えてしまうような金額だ。それでも、リンガー(Ringer)のようなメディア企業のビジネスを持続させるには十分となっている。リンガーは1018年ポットキャストからの収益で1500万ドル(約16億円)を稼いだと報道されている。ニューヨーク・タイムズ(The New York Times)のようなサブスクリプションにフォーカスを添えたパブリッシャーですら、ポッドキャスト広告に頼っている。

プラットフォームの数が増え、彼らがコンテンツをまとめて提供したがることによって、クリエーターが消費者とのダイレクトな関係性をスケールするチャンスは制限されるかもしれない。消費者はオーディオ・コンテンツのクリエイターたちにお金を支払うというアイディアには慣れている。パトレオン(Patreon)では、ポッドキャストが2番目に大きなクリエーター・カテゴリーだ。そして、その数は過去3年間で4倍以上に増えた。プレミアム・オーディオコンテンツをまとめて提供するサービスも注目を集めている。ローンチから2年ほど経つスティッチャー・プレミアム(Stitcher Premium)はサブスクリプション登録者数が10万人に達しようとしている。情報源によると、金額は月4.99ドル(約550円)か年間34.99ドル(約3850円)だ。

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最終更新:5/21(火) 8:10
DIGIDAY[日本版]

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