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エミリア・クラーク『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章について語る

5/21(火) 17:30配信

Rolling Stone Japan

米HBOの人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』に出演したエミリア・クラークが最終章について語った。結末を知りながら、2年前にビヨンセに会った時にデナリースの行く末を明かせなかった苦悩や、賛否両論のあるエンディングについて「ほかの結末は考えられないと思う」と、言及した。

写真3点:エミリア・クラーク『ゲーム・オブ・スローンズ』最終章について語る

『ゲーム・オブ・スローンズ』の最終章をご覧になった方は、デナリース・ターガリエンの最期をご存知だろう。権力欲が少し強くなりすぎた支配者にとっては、なんとも悲しい結末だ。ザ・ニューヨーカー誌のインタビューで俳優のエミリア・クラークは、最終章を振り返りながら、ドラマの結末を2年間秘密にしておかなければいけなかった、と話した。とりわけ、今年の2月に開催されたアカデミー賞授賞式のパーティーでビヨンセに会ったときが一番大変だったと語った。

「まるで幻のように美しい女性が私に近づいてきたの」とクラークはザ・ニューヨーカー誌に語った。「とても自分の感情を抑えることができなかった。するとビヨンセが私にこう言ったの『まあ、嬉しい! あなたに会えるなんて光栄だわ! あなたは最高よ』って。それだけで胸がいっぱいになった! もう泣きそうだった。ビヨンセの瞳に私が映っているのが見えたの。するとビヨンセは離れていった。『やだ、失敗しちゃった。なんか変な子ね。彼女みたいなセレブとおしゃべりできたら楽しいと思ったのに、ヘッドライトの光でびっくりしたウサギみたいな変なファンに話しかけちゃった』って思ったでしょうね。だって、あの時の私は変なファン以外の何者でもなかったから。『あなたのコンサートに行きました。あなたは本当に、本当に、最高です!』って言ったの」。
 
クラークは続けた。「私は大声で『私が演じている人物は大虐殺を行う独裁者になってしまうけれど、お願いだから嫌いにならないで! お願い! 信じて! 私の役は女性を見事に表現するひとつの方法なの』ってただただ叫びたかった。憧れのスターが私を好きだと言ってくれているのに、ドラマが終わる頃にはきっと嫌われるなんて、ほんと最悪」。

さらにクラークは、最終章でのデナリースの運命を知ったときの気持ちを明かしてくれた。「最終シーズンがどうなるかなんて、とても予想できなかった」とクラークは言った。「毎シーズンそうであったように、最終シーズンでもデナリースに面白い出来事が起きてほしいと思っていたけど、現実は違った。ドラマを通して、デナリースは戦いや判断が必要な場面でとても力強い役割を見事に果たしてきた。デナリースが力を手に入れる素晴らしい場面もあったし、それは解放感にあふれた美しいものだった。デナリースは人々を自由にし、悪を倒した。最高の気分よ……。ひょっとしたら、私はデナリースが好きすぎるあまり、彼女がたどる運命を直視できなかったのかもしれない」。

エンディングは誰もが納得するものではないだろう、とクラークは承知している。「このドラマがすべての人を満足させられるなんて最初から思っていない」と言った。「今まであまりにたくさんのドラマを愛し、観てきたから、そんなのは不可能だとわかってる。このドラマのストーリーはあまりに壮大だし、登場人物もすごく複雑。『あなたは誰の味方なの?』って、ある意味、対立を生む内容なの。それに、すべての人を満足させたいなら、かなり中途半端な内容になってしまう。ほかの結末は考えられないと思う」と、語った。

Translated by  Shoko Natori

Emily Zemler

最終更新:5/21(火) 17:30
Rolling Stone Japan

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