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「1強」か「3強」か。 日本ダービーを読み解く3歳牡馬ランキング

5/21(火) 6:17配信

webスポルティーバ

2位も、前回と同じくヴェロックス。皐月賞で僅差の2位になったことで、ポイントはかなり上積みした。父ジャスタウェイ譲りの成長力で、大一番での逆転なるか、注目される。

市丸博司氏(パソコン競馬ライター)「皐月賞上位3頭は、タイム差なしの接戦でした。ダービーに向けて、最も勝つ確率が高いのは勝ったサートゥルナーリアだとしても、その結果を踏まえれば、二冠達成は"絶対"とは決め切れません。つまり、2着ヴェロックス、3着ダノンキングリーにも、ダービー馬になれる可能性があると見ています。

 とりわけヴェロックスは、2走前に圧勝した若葉S(3月16日/阪神・芝2000m)が、同レース史上有数のTF指数(※市丸氏が独自に編み出したデータ指数)をマーク。前回のランキングでは、個人的に同馬を1位としています。皐月賞でも『かなりやる』と思っていましたが、想像以上のパフォーマンスを見せてくれました。父ジャスタウェイは2000m前後の距離がベストかもしれませんが、母父モンズーンなら2400mの距離も問題ないのではないでしょうか」

土屋真光氏(フリーライター)「ともに完勝だった3走前の若駒S(1月19日/京都・芝2000m)、2走前の若葉Sは、ゆったりとしたペースからの上がり勝負の競馬でした。力は認めつつも、一気にペースが速くなる皐月賞ではどうか? と見ていましたが、難なく対応して、直線できつい形になりながらも、最後まで見せ場を作りました。

 ジャスタウェイの仔なら、広くなるコースはむしろプラス。2戦続けて減らしている馬体重を増やして、480kgを超えて出てきてくれれば、ダービーでも面白い存在になりそう。サートゥルナーリアの出方を待つのではなく、正攻法で自分の競馬に徹すれば、戴冠も夢ではないでしょう」

3位には、路線変更したアドマイヤマーズに代わって、ダノンキングリーが浮上。ヴェロックス同様、皐月賞で僅差の勝負を演じ、ダービーでも再度の奮闘が見込まれている。

市丸氏「皐月賞では4角手前でインに詰まって、窮屈な走りを強いられるシーンがありました。ダービーでは、府中の広くて長い直線で、横一線の追い比べに持ち込めれば、逆転も十分にあるでしょう」

木南氏「ずっと低評価だったのですが、皐月賞3着で(その実力を)認めなければいけないかな、と思いました。トレセンで見ていても、バネはすごいですからね。ダービーでは、今の東京の軽い馬場と時計勝負は合うと思いますが、距離に関しては疑問があります。それをどうクリアするかが(勝ち負けに加われるかの)ポイントになるでしょう」

本誌編集部「皐月賞で僅差の3着。ゴール前の伸びは上位3頭の中で最も光っていました。ダービーの2400m戦でも、上位争いできると踏んでいます」

 4位は、青葉賞2着のランフォザローゼス(牡3歳/父キングカメハメハ)が初のランク入り。ここまで4戦1勝ながら、重賞2戦を含めて2着が3回という堅実な走りが評価されたようだ。

吉田氏「血統、馬体、走法から、体力勝負に持ち込んだほうがいいタイプ。好位からしぶとく脚を使ってこそ、能力をフルに発揮できそうです。とはいえ、現状では上位3頭とは、完成度や決め脚などで見劣るのは事実。短期間で少しでも成長があれば、上位進出もありそうですが......」

土屋氏「GIII京成杯(2着。1月14日/中山・芝2000m)の時点では、『中身がまったく伴っていないルーラーシップ』というのが、この馬に対する率直な感想でした。事実、ルーラーシップはこの馬の叔父。ならば、将来性は期待できると思っていましたが、実際に3カ月半ぶりで出走した青葉賞では、『中身がしっかりと入ってきたな』という印象を受けました。

 とはいえ、おそらく本当に完成されるのは、まだ先でしょう。ここでの評価は、ちょっとした"先物買い"の感覚です」

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最終更新:5/21(火) 6:17
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