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エチオピアで一流ランナーと練習。 神野大地が意識改革した25日間

5/21(火) 6:37配信

webスポルティーバ

神野プロジェクト Road to 2020(30)エチオピア合宿編

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東京五輪に向けて候補者が続々と名乗り。瀬古利彦が注目するランナー

 4月5日から5月1日に帰国するまで25日間、神野大地はエチオピアで合宿を行なった。エチオピアは東アフリカに位置し、今やケニアと並んで世界的に優れたランナーを輩出する国のひとつだ。ローマ五輪(1960年)、東京五輪(1964年)のマラソン金メダリストであるアベベ・ビキラを生んだ国であり、5000m、1万mのトラック世界記録保持者のケネニサ・ベケレの母国でもある。

 今回、神野がエチオピアを合宿地に選んだのは、ケニア以外の合宿候補地としての適性を判断し、6月からのマラソン練習に向けての体づくりがメインである。エチオピアでの合宿は、どんな成果を挙げることができたのだろうか。

「エチオピアは、練習環境だけで言えば、今まで合宿してきたケニアも含めたなかで一番よかったです」

 神野は満足した表情を浮かべて、そう言った。

 エチオピアの合宿地スルルタは首都アディスアベバから車で40分ぐらいのところにあり、標高は約2700m。ケニアの合宿地より400mほど高い。そこでゼーン・ロバートソン(ニュージーランド)の家に泊まり込んでの合宿になった。

「本当に練習環境が最高でしたね。スピード練習とかは2700mにあるトラックでやりました。タータンの全天候型で、日本で言えば富士山の7合目にトラックがある感じです。近くには芝のコースもあって、朝はもっぱらそこでジョグをしていました。ロングランのコースは標高2000mまで下るんですが、ロードでは永遠に走っていけるようなフラットなコースがありました。また、赤土のコースでは車がほとんど通らないアップダウンのあるコースがあって、僕はそこで2回30キロ走をやりました。ほかにも3000mのコースがあるし、本当に走るコースが豊富でしたね」

 練習環境は申し分ないが、生活環境はもうひとつだったようだ。

 断水が2日間続き、1日に必ず計画停電があり、3日間続いたこともあった。そのため、練習後のシャワーは毎日ほとんど水だった。食事はピザなど500円程度で食べられるおいしいレストランがあるが、自炊するとなると新鮮な肉や野菜を確保するのが難しかった。首都には大きなスーパーマーケットがあるが、合宿地周辺はコンビニレベルの店しかなく、常に品薄だったという。

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最終更新:5/21(火) 6:37
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