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【WRX STIの系譜02】「インプレッサWRX STi」は初めて“STi”という魔力がついたファンには垂涎ものの最強モデル(1994年)

5/22(水) 12:03配信

Webモーターマガジン

月産わずか100台の受注生産車としてスタート

スバルのスポーツイメージを牽引する“インプレッサWRX”、そして“STI”。その系譜を紹介する短期集中連載をお届けする。第2回は初めて“STi”の名が冠された1994年のモデル、「インプレッサWRX STi(GC8):1994年1月発表・発売」を取り上げた。

【写真】インパネやエンジンなどをもっと見る

インプレッサWRXでハイパワーセダン市場に確固たる足場を築いたスバルは、WRCで英国プロドライブ社と連携してワークスチームを運営しているSTiが手がけたチューニングカー、WRX STiを送り出す。

1994年9月末までの限定販売で、セダン/ワゴン合わせて月100台受注生産する改造車なのでJAF/FIAのホモロゲーション(公認)は取れないが、STiの魔力を知るファンにはこの上ない魅力的なモデルだった。

エンジンは鍛造ピストン&ピン、軽量ハイドロラッシュアジャスター、専用ECU、IC(インタークーラー)ウオータースプレー、大径マフラーなどの採用で、WRXより10psアップの250psを発生。トルクも31.5kgmまで強化されていた。またワゴンにも同じエンジンが搭載されるのも魅力だった。

駆動系などはWRXと変わらないが、セダンの大型スポイラーやタイプRAと同じBSエクスペディアのタイヤがスタイリングに迫力を与えている。

1994年11月にはタイプRAをベースにしたタイプRA STiが月50台の受注生産で登場する。エンジンは強化シリンダーヘッドを備え275ps/32.5kgmまでチューンされたが、技術的ハイライトはセンターデフにSTiオリジナルのDCCDが採用されたことだった。

これは遊星歯車式センターデフに電磁クラッチ式LSDを組み合わせたもので、センターデフのロック率をフリーからロックまでマニュアルで制御できるシステムのこと。
これによりタイプRA STiは他を寄せ付けない圧倒的な運動性能を発揮することになったのだった。

スバル インプレッサ セダン WRX STi(1994年)主要諸元

・全長×全幅×全高:4340×1690×1405mm
・ホイールベース:2520mm
・車両重量:1220kg
・エンジン型式/種類:EJ20型/水平対向4DOHCターボ
・排気量:1994cc
・最高出力:250ps/6000rpm
・最大トルク:31.5kgm/3500rpm
・トランスミッション:5速MT
・タイヤサイズ:205/55R15
・車両価格:277万8000円

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最終更新:5/23(木) 19:52
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