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ラングニックも絶賛する青年監督。ブレーメンのコーフェルト(前編)

5/22(水) 21:06配信

footballista

古豪ブレーメンに復活の兆し

 今季から日本代表FW大迫勇也が所属したことで、日本国内でも再び注目を集めることになったブレーメン。ドルトムントが台頭する2000年代までは、フランス代表のヨハン・ミクー、ドイツ代表のミロスラフ・クローゼ、トルステン・フリンクス、ブラジル代表のジエゴなどを擁し、バイエルンの対抗馬の1番手であり、欧州チャンピオンズリーグでも常連だった。ところが、この数年は残留争いに巻き込まれ、低迷した時期を過ごしていた。

 2017年の 12月も、残留争いに苦しんでいた。後に引けないブレーメンは、“生え抜き”の若手監督に命運を賭けた。当時35歳のフロリアン・コーフェルトだ。コーフェルト監督は、U-23の監督からトップチームの監督に昇格すると、見事にブンデスリーガ残留を達成。そして今季は、チームを欧州の大会を狙える順位にまで引き上げた。

ラルフ・ラングニックが認める才能

「彼は、大きな才能あふれるドイツ国内の若手監督の1人だと思う。ドイツ国内には、面白い若手監督が数人いるが、彼はそのうちの1人だね」

 リーグ最終戦の対戦を前に、RBライプツィヒの監督を務めるラルフ・ラングニックはコーフェルトをそう評価した。

「タッチライン際でどのように振る舞うのか、観察するんだ。『どんな行動を取るのか? どのように指示をするだろう? 彼の手腕の痕跡は、試合を見ていくうちに見て取れるだろうか?』。そんなことを観察していく。コーフェルト監督は、私が見る限り、それらの基準を絶対的にまで満たしている」

 トーマス・トゥヘルを指導者の道に導き、ロジャー・シュミット、アディ・ヒュッター、ラルフ・ハーゼンヒュットル、そしてユリアン・ナーゲルスマンを登用し、一部では“ラングニック・スクール(ラングニック学派)”とまで呼ばれる一派を作り上げているラングニックが、その能力を認めたのだ。

 移籍情報サイト『Transfermarkt』の推定市場価値は1億4075万ユーロ(約173億円)とリーグ12位ながら、欧州の舞台が現実的に狙える状態にまでチームを引き上げた。同時に、マキシミリアンとヨハネスのエッグシュタイン兄弟、ミロシュ・ラシツァら若手を主軸にまで成長させ、大迫勇也やダビ・クラーセンのような新加入選手もすぐに順応させ、能力をいかんなく発揮させている。なにより、独特の性格で知られる元ドイツ代表のマックス・クルーゼにリーダーとしての自覚を促すなど、マネジメント面でも手腕を発揮している。

 若くして習得されたこれらの能力は、どこで学んだのだろうか。現在台頭する若手監督がそうであるように、コーフェルト監督もまた、プロ選手としての経験がない。当時23歳だった06年からブレーメンの育成機関で指導者のキャリアを始めたコーフェルト監督のキャリアも独特だ。

 後編では、誰もが予想していなかったブンデスリーガの監督になるまでの過程を辿る。

→後編は5月23日(木)掲載予定

最終更新:5/22(水) 21:06
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