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《小4女児虐待死》愛情か洗脳か、娘よりも “鬼畜夫” を選んだ母親の歪んだ心

5/22(水) 5:00配信

週刊女性PRIME

勇一郎被告との関係

「沖縄の両親と暮らしていたのですが、いつの間にか家を出て、勇一郎と再婚していた。実母の証言によると、なぎさから“再婚した”という報告はなく、なぎさの父が偶然2人が一緒にいたのを見て、再婚したことを知ったそうです。

 '16年6月、なぎさから勇一郎に“元気ですか”とメールを送ったことから再接近したそうです。勇一郎への気持ちがあったから再婚したとみられます」(前出・社会部記者)

 '17年、なぎさ被告は入院していた病院を勝手に抜け出し、勇一郎被告の故郷、千葉県野田市に生活の拠点を移した。なぎさ被告にとっては友達も知り合いも誰ひとりいない土地。沖縄の家族や友人の連絡先をすべて消去し、母親に電話さえかけなかった。理由を弁護人に問われると、

「私たちの家族の居場所が知られると、旦那に叱られると思ったからです」

 勇一郎被告の監視下、制御下になぎさ被告は組み込まれ、会話する相手は家族だけ。

 弁護人に「DVを受けていたか」と確認されると「当初はそう思っていませんでしたが、現在振り返ってみるとDVだったかなと思います」

 暴力で支配される中で命令を受けると「絶対にやらなくてはいけないという気持ちになる」「(断ることは)ありません。怒られると思ったからです」と完全服従の姿勢に。

 勇一郎被告の虐待について、

「これ以上やめてと言いました。そうしたら胸ぐらをつかまれて、床に押し倒されて、馬乗りになって、ひざかけを口の中に突っ込まれました」

 それ以降は無抵抗。LINEで心愛さんの様子を勇一郎被告に告げ口するなど、心愛さんの虐待に加担していった。

 逃げる! という選択肢についても「ないです。行き先がバレたら連れ戻されると思いました」と証言。

愛情なのか洗脳なのか

 前出の傍聴した男性は「夫にどこか依存している感じに見えました。裁判全体を通して、夫をかばうような印象を受けました」と話した。

 沖縄で、実母(心愛ちゃんの祖母)と暮らしていたころの心愛さんを、

「優しくていつも笑顔で明るい子でした」

 と、なぎさ被告は振り返るが、千葉に来てからは、「あまり元気そうに見えず、暗い感じだった」という。

 実母が証言した「優しい子でニコニコしていた」「一緒にハンバーグなどの料理や買い物など、楽しそうにしていた」という心愛さんは、千葉で「毎日が地獄だった」という日々を味わい、幼い命を奪われた。

 2人について「離婚してほしい」と実母は証言したが、「夫とは今後どうするか、離婚は?」という検察官の質問に、なぎさ被告は無言。

 前出・社会部記者は、

「検察官が“好きなのか”“別れる?”と質問しても何も言わない。迷っていて気持ちが決まっていないのだろう」

 それは愛情からくるものなのか、恐怖という洗脳からくるものなのか。

 検察側は懲役2年を求刑し即日、結審。判決は6月26日に言い渡される。

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最終更新:5/22(水) 5:00
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