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自動車事故多発の原因は、ブレーキを適切に踏めない人が多いせい!?(上)

5/22(水) 6:01配信

ダイヤモンド・オンライン

 歩行者が犠牲になる痛ましい交通事故が多発しています。交通事故の原因や対策についてはいくつかの論点がありどれも重要ですが、今回はブレーキについて、リスク対策.comの人気コラムニストであるアウトドア流防災ガイド・あんどうりす氏が解説します。

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● 最近の事故、ブレーキうまく使われず

 滋賀県大津市の交差点で2台の車の衝突に巻き込まれた保育園児16名の死傷事故や、東京・池袋の交差点でクルマが暴走し母子2名の命が失われた事故など、痛ましい交通事故が相次いでいます。

 交通事故の原因や対策についてはいくつかの論点があり、どれも重要ですが、今回は、ブレーキについてみなさんと検討したいのです。

 なぜかというと、昨今の交通事故の記事の見出しを見ても「ブレーキかけず」「ブレーキ痕なし」「アクセルとブレーキの踏み間違い」など、ブレーキをうまく踏めていない現象が見受けられるからです。

 ■「双方ブレーキかけずと断定 大津の園児死傷事故」(日本経済新聞 2019年5月10日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO44612260Q9A510C1AC1000/

 ■「神戸バス事故、ブレーキ痕なし アクセルと踏み間違いか」(朝日新聞 2019年4月23日)
https://www.asahi.com/articles/ASM4R5725M4RPIHB01R.html

 ■「交差点前にブレーキ痕なし 千葉の2人死傷事故」(産経新聞2019年4月23日)
https://www.sankei.com/affairs/news/190423/afr1904230019-n1.html

 もちろん個々の事故では、ブレーキは間に合わなかったというものはあるでしょうが、そもそも急ブレーキって皆さん練習したことがありますか? ないという方も多いのではないでしょうか?

● ハンドル切るよりブレーキを

 事故にあった際はもちろん、地震の際、落下する橋の手前で急ブレーキを踏めば命が助かるという場面もないわけではありません。いざというとき、私たちは適切にブレーキを踏めるのでしょうか?

 実は、クルマの実技試験には急ブレーキは入っていないのです。だから免許を持っているからといって、体験しているとは限らないのです。ご存知でしたか? 急ブレーキを練習していなかったなんてちょっと衝撃です。

 でも、自動二輪(オートバイ)の実技試験には急ブレーキの課題があるのです。たとえば中型自動二輪以上の場合、時速40キロの状態から11メートル(路面が濡れていたら14メートル)以内に停止できなければ、免許はもらえません。ですから自動二輪のバイクに乗っている方は、急ブレーキ体験のある方ということになりますね。

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最終更新:5/22(水) 11:15
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