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1億円超!? 「大谷翔平」と「大坂なおみ」のCMギャラが群を抜いて高い理由

5/22(水) 6:00配信

デイリー新潮

ライバルに“対抗”で起用

 超一流プロスポーツ選手はCMのギャラが高い理由は、ほかにもある。

「本業で桁違いに高額なギャラが得られるため、芸能人ほど積極的にCMに出ようとはしない。それなのにスポンサー側は何とか引っ張り出そうとするので、おのずとギャラが高くなっていく」

 大谷の場合、日本ハム時代からセイコーなどのCMに登場してきたが、エンゼルス入りした2018年からは新たにJALとも契約。セイコーとJALのギャラが同額かというと、そんなことはない。どんなプロスポーツ選手、芸能人であろうが、CMごとにギャラはバラバラ。一律ではないのだ。だから「ギャラのランク表」は作れないのである。

「大谷、大坂の場合も1億円以上という大まかな相場があるだけ」

 なぜ商品や企業によってギャラが違うかというと、その理由はこうだ。分かりやすくするため、極端な例で説明したい。

 同じ人物が100円のお菓子と100万円の軽自動車のCMに出たとする。当然、2つの商品は見込まれる売上高も利益率もぜんぜん違う。このため、同じギャラを支払えるはずがない、というわけだ。

「薄利多売の商品で5000万円もギャラを使ってしまったら、よほど売らない限り、採算が合わない」

 さて、大谷が契約したJALのライバルというとANAだが、そのANAのCMに今年から登場しているのが大坂である。

「ライバル企業が大物を担ぎ出したら、同クラスの大物の起用に躍起になるというのは昔からよくある話」

 CM界で今も語り継がれているのは、サッポロビールとアサヒビールの面子を懸けた対決。1970年、サッポロが三船敏郎さん(1920~1997)を起用し、「男は黙ってサッポロビール」と言わせて大ヒットすると、アサヒは翌71年、高倉健さん(1931~2014)を担ぎ出した。そして「いっしょに飲んで貰います」と言わせたのだ。

 一方、女性の大物芸能人たちが登場するのは化粧品のCM。ところが、意外やそのギャラは高くないのだという。

「たとえば、5000万円でほかの商品のCMに出ている女優が、化粧品なら3000万円でも出演をOKすることがある。化粧品のCMは完成度を追求するので、映像も音楽も凝る。だから、製作費が高くつき、その分、高額のギャラを捻出しにくい。片や女優側からすると、自分を美しく撮ってくれるから、多少ギャラが安くても目を瞑る」

 つまり、芸能人側が出たいと望むCMはギャラが安くなるし、敬遠されると高くなるのだ。

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最終更新:6/12(水) 16:46
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