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1億円超!? 「大谷翔平」と「大坂なおみ」のCMギャラが群を抜いて高い理由

5/22(水) 6:00配信

デイリー新潮

CM降板を決めるものは

 一方、同じ商品のCMに、長く起用される芸能人と、そうでない人がいる。芸能人側としてはずっと起用されていたいはずだが、なぜ消えていく人もいるのだろう。

 たとえば、上戸彩(33)は2007年から現在まで12年連続でソフトバンクのCMに登場している。上戸は04年、05年、06年、09年、10年、15年に女性芸能人の中で最も多くCMに起用されたが、長い契約が目立つのも特徴。一例を挙げると、AOKIは03年から契約が続いている。

「CMが長く続くかどうかには、その商品や企業の売上高、業績が深く関係する。商品も企業も好調なら、大抵は契約が続く」

 スポンサーは、いいときはCMを変えたくないが、悪いときは「CMに問題がある」と考えがちで、一新したがるのだという。

「CMのキャラクターが不動か、逆に猫の目のように変わるかで、その商品の売れ行きや企業の業績がうかがえる」

 上戸を使い続けているソフトバンクの業績はどうかというと、やはり好調。2007年度に2兆7761億円だったグループの連結売上高が、18年度には9兆6022億円になった。おまけにCMの中身も評判高いのだから、上戸を降ろす理由などないだろう。

 とはいえ、本人が不祥事を起こせば降板を余儀なくされる。その際、違約金の支払いは義務なのだろうか。支払うとすると、いくらなのだろう。3月にコカイン所持で逮捕されたピエール瀧(52)もLIXILのCMから消えたが……。

「契約書には『反社会的行為は犯さないこと』『商品や企業のイメージを損ねる行為はしないこと』『競合他社のCMには出演しないこと』といった禁止事項が必ず盛り込まれており、それに違反した際は違約金を支払うことになっている。金額はスポンサーに与えた損害の度合いによるが、受け取ったギャラの全額かそれ以上。ただし、降ろされた芸能人のすべてが違約金を支払っているわけではない」

 どういうことか。

「たとえば、逮捕された芸能人の場合、仕事がなくなるので、ある程度の貯えがあろうが、高額な違約金を支払うのは難しい。スポンサー側とすれば、民事訴訟を起こし、強制執行の申し立てをすればいいのだけど、それでは自分たちのイメージダウンになる恐れがある。また、裁判に時間がかかると、やはり企業イメージに傷がつく。結局、芸能人側に金銭的余裕があり、その上で進んで違約金を支払おうとしない限り、スポンサー側はあきらめるしかない」

 実際、CMの違約金に関するトラブルや裁判は聞いたためしがない。スポンサーが騒ぎになることを避けているからだろう。

 昭和期までのスポンサーは、芸能人がCM契約中に離婚することを極端に嫌がり、離婚した場合は契約を打ち切ることすらあったが、今では泥仕合にならない限り、とがめられないという。時代の流れに合わせて、スポンサーの意識も変わった。2018年11月に歌手で俳優の及川光博(49)と離婚した女優の檀れい(47)もサントリー・金麦のCMに切れ目なく登場している。

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最終更新:6/12(水) 16:46
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