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ふわふわの子犬が遊ぶ芦雪の絵巻|ニッポンのお宝、お蔵出し

5/23(木) 11:55配信

Casa BRUTUS.com

円山応挙が描いて一躍人気になった「もふもふわんこ」。その系譜を忠実に受けついだのが弟子の長沢芦雪です。犬だけでなく亀や雀、鯉もかわいい絵巻をご紹介します。

日本美術、特に絵画は傷みやすいため、西洋美術と違って限られた期間にしか公開されません。ルーヴル美術館の《モナ・リザ》のようにいつもそこにあるわけではないので、展示されるチャンスを逃さないようにしたいもの。本連載では、今見るべき日本美術の至宝をご紹介!

今回のお宝:長沢芦雪《花鳥遊魚図巻》
お宝ポイント:芦雪の数少ない絵巻のひとつ。薔薇や桜など春の花から始まり、紅葉で終わるというように季節を追って描かれる。子犬をはじめ、亀、雀や鯉など生き物の描写に要注目。
公開期間:開催中~6月2日(※特別展で公開中)。
公開場所:東京・上野〈東京国立博物館〉

現在、東京国立博物館で開かれている特別展『美を紡ぐ 日本美術の名品―雪舟、永徳から光琳、北斎まで―』は文化庁や宮内庁などが共同で勧めている「日本美を守り伝える『紡ぐプロジェクト』―皇室の至宝・国宝プロジェクト―」の一環として開催される特別展。皇室ゆかりの優品や国宝・重要文化財を大切に保存し、公開しながら次代に伝えていくためのプロジェクトだ。この「美を紡ぐ」展などで文化財を公開するほか、日本美術・文化に関するポータルサイトの開設、文化財の修理事業の支援などを行う予定になっている。

会場では金地に勇壮な唐獅子が歩き回る、いかにも派手な《唐獅子図屛風》などに目が向くが、今回取り上げるのは江戸時代後期の画家、長沢芦雪《花鳥遊魚図巻》だ。10メートルを超える絵巻に犬や雀、鯉などが描かれている。

この絵巻は芦雪の数少ない絵巻の一つ。薔薇や桜など春の花から始まり、紅葉で終わるというように季節を追って描かれる。また冒頭には空に朝日がぼうっと浮かぶシーンが、最後は朧月夜が登場して1日の時間の流れも現している。芦雪が広島旅行中、滞在先のために構想したと言われ、広島の旧家で発見された。

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最終更新:5/23(木) 11:55
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