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今話題のファーウェイの、新型P30シリーズ発表会にフリック!が行ってきた

5/23(木) 12:47配信

エイ出版社

ファーウェイに向かって課せられた、アメリカからの制限

そのファーウェイの躍進に冷や水をあびせる発表が、アメリカ西海岸から聞こえてきた。

Googleが、オープンソースであるAndroidの基本部分以外、つまりGmailや、Google Map、Google Play Storeによるアプリの販売などを、ファーウェイに対して提供しないと発表したのだ。

これはGoogleがそう決定したのではなく、米商務省がファーウェイとその関連企業を部品輸出規制リストに載せたためで、Googleとしてはファーウェイとビジネスができなくなった……という表現が正しい。米国がファーウェイを『国家の安全保障や、利益に反する団体だ』と認めたから、Googleはビジネスが出来なくなった……という格好だ。

つまり、Android OSだけでなく、CPUなどのチップセットや、通信チップなども、アメリカの製品は使えなくなるので、非常に影響は大きい。

さらに、この上中国から、報復措置として関税の引き上げや、禁輸措置などが行われると、世界経済はどうにもならない事態に陥ってしまう可能性もある。アメリカにせよ、日本にせよ、今や中国とのやりとりなしにビジネスを進めることは不可能だ。

今回、5月22日の発表時、ファーウェイの日本・韓国リージョンのプレジデントである呉波さんは、壇上に上がるなり、今回の事態で多くの人々に迷惑をかける事態となったことを謝罪し、深く頭を下げた。

そして、ファーウェイが日本にやってきた9年前に遡って話を始めた。

呉波さんが来日したのは8年前。東日本大震災が起った時には、社を挙げて支援活動に協力し、呉波さん自身も東日本に足を運んで復興支援活動に携わったという。

そうやって、日本とともにやってきたのに、今回の米国の発表で、大きな影響を受けることになるのは非常に残念であるとのことである。

今や、ファーウェイのスマホは、docomo、au、ソフトバンクのラインナップでも中心的存在になっており、docomoでしか売られないフラッグシップのP30 Pro以外は、SIMフリースマホとして購入することもできる。日本における影響も少なくないのである。

また、これらファーウェイのスマホにはジャパンディスプレイ、村田製作所など、日本企業も多くの部品を供給している。ファーウェイの製品が売れないと、これらの日本企業にとっても大打撃だ。下手をするとファーウェイがくしゃみをすると、日本企業が風邪をひく……どころか、危篤状態になったりする危険もある。

中国企業が世界の工場として躍進した先には、看板自体も中国の製品が世界を席捲する事態が当然起こる。これは、何年も前から予想すべきことではあった。

対して、アメリカはいつものように関税障壁やその他の手段を取って自国の利益を守ろうとする。

いわばパックス・アメリカーナと、中華思想の世界の覇権争いの代理戦争として、Googleやファーウェイが戦わされているわけだから、企業側としてはとても迷惑な話だろう。

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最終更新:5/23(木) 12:47
エイ出版社

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