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ハリウッドのスタイリストが語る、レッドカーペットの瞬間を創り出すスタイリングの仕事

5/23(木) 22:20配信

ハーパーズ バザー・オンライン

「スタイリストって、ただ誰かに着る服を教えてあげるだけだと思っている人もいるけれど、まったく違います」と、ハリウッドでスターたちのスタイリングを手がけるエリザベス・スチュワートは、彼女の仕事の誤解について語る。
 スチュワートは、史上もっとも名高いレッドカーペットスタイルのいくつかの陰の立役者で、ケイト・ブランシェット、サンドラ・ブロック、ジュリア・ロバーツといったような多くの女優たちのスタイリストとして仕事をしている。

【写真】カンヌ国際映画祭の歴代レッドカーペットドレス102

 スチュワートは、レッドカーペットのスタイリストへと転身し、すぐさまハリウッドで超一流の顧客たちと契約するようになる前、『WWD』紙のパリファッションウィークのリポーターとしてキャリアを開始。彼女の顧客の多くがカンヌ国際映画祭のゴージャスなレッドカーペットを歩くので、ここ2週間(カンヌ国際映画祭の開催期間、2019年5月14日(火)~5月25日(土))に渡って、あらゆるニュースのトップ項目や新聞の一面で、彼女の仕事ぶりを目にすることになるだろう。スチュワートは、それを何の驚きもなく、彼女にとって、これが一年でもっとも忙しい時期のひとつだと述べる。

「もう何年もカンヌ(国際映画祭)のためにドレスを着せているけれど、2年前、映画祭の審査員となったジェシカ・チャスティンとの仕事は、私にとって初めての経験でした。それまで、私はそれがどういうことなのか理解していなかったの。彼らはとても熱心に審査員の役割をこなしていて、一日に2本か3本の上映会、加えてその合間に多くの会合にも出席しているので、とてもハードな仕事に違いありません。なので、私はクライアントたちがより気楽にいられるようにここにいるのです」

プレミア上映会や写真撮影の2週間を準備するのに、スチュワートは、計画こそがもっとも重要な点だと話す。
「私のプロセスは、計画し、変更に備えるということ。何かが変更になる場合、最終的にはクライアント次第ということになります。でも私が準備を整えて別なオプションを用意していれば、またゼロから始めるのではなく、単に計画を調整すればいいだけのことです」

衣装は、クライアントの好みのために変更されることもあるが、ギリギリのタイミングでの変更は、ふたりの女優が同じようなドレスでバッティングしてしまうのを避けるために起きることもある。2013年のアカデミー賞で、ほかの女優が似たようなドレスを着ていたのがわかったときに、アン・ハサウェイが最後の最後でヴァレンティノのドレスを着ないと決めたのは有名な話だ。スチュワートが言うには、こういうことは避けがたいが、スタイリスト同士が連絡を取り合って、未然に防ぐようにしているそうだ。

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最終更新:5/23(木) 22:20
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