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「ゲーム・オブ・スローンズ」が終わっても、その熱狂の記憶は色あせない

5/23(木) 18:11配信

WIRED.jp

人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」が、いよいよ最終回を迎える。世界を熱狂の渦に巻き込んだこのドラマは、「テレビの時代」とインターネットによるコミュニティの相乗効果で盛り上がった希有な存在と言えるのかもしれない。

かくしてドラマの世界に没入することに

ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」を終えても問題ないというのが、製作した米ケーブルテレビネットワークHBOの考えだ。同社の幹部たちは、視聴者が楽しめるエキサイティングな新番組が次々に登場することを強調している。誰かが「鉄の玉座」を勝ち取って物語が完結しても、サブスクリプションを解約されてファン全体を失う公算は低い、ということなのだろう。

「ゲーム・オブ・スローンズ」の前日譚となる続編が制作中ということもあり、豊富な番組ラインナップが揃っている。まったく問題ないのだ。

ここまでの大ヒットは、もう生まれない

でも個人的に問題がないかといえば、そうとは言えない。シリーズが終わるのはとても残念だし、最終回以降、わたしの人生そしてファンたちの文化から失われるものを考えると、とても悲しい[編註:日本では5月20日午前10時からスターチャンネルで放映。Amazonプライム・ビデオでも有料でライヴ視聴できる]。

最終シーズンこそぱっとしなかったが、それでもお別れはしたくない。そう感じているのはわたしだけではない。2011年の初放送当時の特別な条件に恵まれ、シリーズは数百万人ものファンたちと強いつながりを結んでいるのだ。同じ真似ができる作品は今後も現れないだろう。

HBOもそれを知っているようだ。同社には「ゲーム・オブ・スローンズ」なしでやっていくための考えがあるようである(それぞれの趣向に合わせた新番組を大量生産して3週間に1度リリースしよう!)。しかし幹部たちも心のなかでは、シリーズが終われば否応なくテレビの一時代が幕を下ろすことを承知しているのだ。

「番組が初放送されたころと比べて、テレビを取り巻く環境は変化しています。放送局にとってもケーブルテレビ局にとっても、あそこまでの大ヒットを生むのは恐らく困難になっています」。HBOで番組構成を担当するケイシー・ブロイズは、そのように「Vulture」の取材に語っている。ただ、これでも控えめな表現といえるだろう。

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最終更新:5/23(木) 18:11
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