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『なつぞら』CPが語る朝ドラヒットの裏側、経験者の支えとバトンの渡し方がカギ

5/23(木) 8:00配信

週刊女性PRIME

次につなげていければいい

 初回から1か月間の視聴率は上々。平均視聴率は20%を超え、10連休でもさほど影響を受けなかった。それだけ愛されている理由は何なのだろうか。

「『まんぷく』が好評で、その視聴習慣を引き継げたのだと思います。朝ドラは最終回が終わったらすぐまた新シリーズが始まる。こんなに慌ただしい枠はほかにはないですし、そのぶん、バトンの渡し方が重要になってきます。

 朝ドラは、直前まで前作をやっているため新作のPR期間は短い。でも『なつぞら』は短期間ながら、次のドラマもおもしろそうだと、見たい気持ちを継続できる魅力を打ち出せたのではないでしょうか」

 旧ヒロイン・安藤サクラから新ヒロイン・広瀬すずへのバトンタッチ会見も盛り上がったうえ、100作記念として『チコちゃんに叱られる!』での朝ドラ特集、人気の高瀬耕造アナが司会した100作特集番組などが興味を引いた。

 またドラマのオンエア後も、大河ドラマ『真田丸』に出演して人気だった草刈正雄を過去作と重ねる遊びが注目されたり、吉沢亮、山田裕貴、清原翔、犬飼貴丈……と若手イケメンを続々出演させたりと話題性に事欠かない。

「チーフ演出家の木村隆文さんは『真田丸』でもチーフでしたが、朝ドラの演出も『なつぞら』で9作目なんですよ。2番手の田中正さんも7作目。朝ドラの勝手をよく知っている人にお願いしたかったんです。

 若い男性俳優に関しても、昔は、女性が主な視聴者である朝ドラは女優が活躍するもので男優は引き立て役のような印象がありましたが、最近は、男優の活躍を楽しむ方が増えてきました。ターニングポイントは向井理さんがヒロイン(松下奈緒)の夫役で大人気だった『ゲゲゲの女房』('10年)ではないかと思います」

 100作目だからという気負いはそんなにない、と磯CPは笑いながらこう話す。

「朝ドラはすでに102作まで発表されているので、そこにつなげていけばいいんです。ともかく信頼できるスタッフ、キャストと力を合わせ、たくさんの方々に楽しんでほしいという一心で作っています」

《PROFILE》
磯智明 ◎いそ ともあき。『なつぞら』のチーフプロデューサー。朝ドラ『春よ、来い』、大河ドラマ『風林火山』の演出や、大河ドラマ『平清盛』でチーフプロデューサーを務めた

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最終更新:5/23(木) 8:00
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