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白内障手術後に発症?「目が見えづらくなる」症状の原因とは

5/23(木) 14:00配信

幻冬舎ゴールドオンライン

本連載では、白内障治療に強みをもつ、アイケアクリニック院長の佐藤香氏が、白内障の基本的な症状や治療法を解説します。今回は、白内障手術後に「目が見えづらくなる」症状の原因について見ていきます。

光が乱反射して、見えづらくなる「ハロー・グレア」

白内障手術後に起こる症状として、ハロー・グレアがあります。白内障の手術で眼内レンズを挿入したことにより、車のヘッドライトや街灯などの光が乱反射してしまい、光に輪がかかるようににじんで見えたり、光がぎらついて見えづらくなる現象をいいます。多焦点眼内レンズを使用する場合に起こりやすい症状ですが、最近ではハロー・グレアがでにくい多焦点眼内レンズも登場してきました。

◆光の見え方に変化を感じるハロー・グレア

光がにじんで広がり、光の周りにリング状のもやがかかったように見える現象を「ハロー現象」、光がぎらついたり伸びたりして、まぶしく見える現象を「グレア現象」といいます。ともに、白内障手術後に起こりやすい症状として知られています。

通常だと、時間の経過とともに症状が軽快しますし、症状が続いても、慣れて気にならなくなる人がほとんどです。しかし、見えづらさを感じるようになる症状ですので、手術後すぐに夜間の運転をしなければならない事情のある人には、心配な現象でしょう。

◆ハロー・グレアはなぜ起こるのか?

この現象は、白内障の眼内レンズの場合、複数の場所に焦点を合わせることのできる多焦点眼内レンズを使用した際に起こりやすいです。

構造上、光の焦点が複数の場所に分散し、乱反射が起こりやすくなるため、こうした現象が発生するのです。裸眼でクリアに見える範囲が広がるという点において、多焦点眼内レンズは優れたレンズですが、こうしたデメリットも生じる可能性があることには、留意すべきでしょう。

なお、眼内レンズのメーカーもこの症状を解決しようと研究を続けており、最近登場した焦点深度拡張型(Extended Depth of Focus:EDOF)の眼内レンズは、比較的ハロー・グレアがでにくくなっています。

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最終更新:5/23(木) 14:00
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