ここから本文です

【U-20日本代表】サプライズを起こすキーマンは“キャラが濃い”ジョーカーか

5/23(木) 6:21配信

SOCCER DIGEST Web

コロンビア戦のメンバーが軸となるか。

 5月23日からポーランドで開催されるU-20ワールドカップに、U-20日本代表が挑む。今大会のメンバーには、A代表招集が見込まれる久保建英(FC東京)、安部裕葵(鹿島)、大迫敬介(広島)、負傷によって本大会に間に合わなかった橋岡大樹(浦和)、谷晃生(G大阪)、滝裕太(清水)など、多くの主力が不在だ。
 
 約2年に渡ってチームを作ってきた影山雅永監督にとっては痛手で、さらに13日に行なわれた流通経済大とのトレーニングマッチでは、その前日・前々日のJリーグに出場した選手をコンディション調整のために出場メンバーから外した。つまり、主力を呼べなかった本大会のメンバーで、まだ“本気”の試合をできていなかったのだ。
 
 そんななか、数日間のトレーニングを経て、17日にU-20コロンビア代表との親善試合を実施。スタメンは以下の通りだった。
 
GK=若原智哉(京都)
DF=菅原由勢(名古屋)、瀬古歩夢(C大阪)、小林友希(神戸)、東俊希(広島)
MF=藤本寛也(東京V)、伊藤洋輝(名古屋)、齊藤未月(湘南)、斉藤光毅(横浜FC)
FW=宮代大聖(川崎)、田川亨介(FC東京)

【U-20日本代表|選手名鑑】U-20ワールドカップに臨むメンバー21名

 影山ジャパンの常連組で、アジア予選も戦ったこの11人がいわゆる主力と見ていいだろう。コロンビア戦は、7分に齊藤未月のゴールで先制し、25分には伊藤と郷家友太を代えて、1-0のリードで折り返した。しかし、大幅にメンバーを入れ替えた後半は、46分に失点して同点にされ、終了間際の後半アディショナルタイムには逆転弾を許して敗れている。
 
 コロンビア戦の前半を1-0で上回ったメンバーが、影山監督のファーストチョイスである可能性は高い。たしかに、劣勢が予想される世界大会では慣れ親しんだメンバーで構成したほうが組織的に戦えるだろう。ただ、他にも勢いのある選手が揃っているのが、このチームの強みだ。

流れを変えることができるサブは揃っている。

 例えば、中村敬斗。今大会の登録メンバーにギリギリで滑り込んだアタッカーは、ルヴァンカップなどで好調をアピールしていた。途中出場する可能性は十分にあるだろう。流れによっては斉藤光毅を2トップの一角に上げ、中村を左サイドで起用する策もあるか。そうなれば、斉藤の動き出しが前線で活きるし、中村の切れ味鋭いドリブルは相手にとって厄介になるはずだ。
 
 また、193センチの三國ケネディエブス、190センチの原大智も長身が武器になり得る。実際、直前合宿前に行なわれた流通経済大とのトレーニングマッチでは、このダブルハイタワーを最前線に置いたパワープレーをテストしている。終盤の時間帯では有効な策になりそうだ。
 
 ユーティリティープレーヤーの鈴木冬一、郷家友太、喜田陽も興味深い戦力だ。例えば、左SBだけでなく、左右のウイングバックに対応可能の鈴木を投入すれば、これまで何度か試している3-4-2-1へのシステムチェンジも可能だ。
 まずは、影山体制でコンスタントに呼ばれてきた選手たちで先発メンバーを構成し、組織力でしぶとく戦う。そして、突破力、長身、万能型など、備える能力の“キャラが濃い”控えを投入し、勝負に出るのもありか。
 
 グループBで同居するのは南米1位のエクアドル、北中米カリブ海2位のメキシコ、欧州2位のイタリアで強敵揃い。劣勢のゲームが予想されるが、サプライズを起こすなら、流れを変えるサブメンバーがキーマンになるかもしれない。
 
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)

最終更新:5/23(木) 6:21
SOCCER DIGEST Web

記事提供社からのご案内(外部サイト)

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事