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【個人保証の修羅場1】親会社から独立したとき、妻に内緒で「6億円」の個人保証をしたワケ

5/23(木) 6:00配信

ダイヤモンド・オンライン

 倒産寸前から、売上「3倍」、自己資本比率「10倍」、純資産「28倍」、25年連続黒字!?
今から25年前の1993年3月。メインバンクからも見放された「倒産寸前の会社」があった。
その名は株式会社日本レーザー。1968年創立、東京・西早稲田にある、総勢65名の小さな会社だ。
25年前、火中の栗を拾わされた、近藤宣之・新社長を待っていたのは、「不良債権」「不良在庫」「不良設備」「不良人材」の「4つの不良」がはびこる《過酷な現場》だった。
近藤が社長就任の挨拶をすると、社員みんながそっぽを向いた。
「どうせ、すぐ辞めるんだろう……」
そんな状況を「一寸先は闇しかなかった」と近藤は振り返る。
しかし、この後、さらに「25の修羅場」が待っていた!
◎生後まもなく、双子の息子が急死
◎41歳で胃潰瘍、42歳で十二指腸潰瘍、47歳で大腸ガン、その後嗅覚喪失
◎腹心のナンバー2(筆頭常務)の裏切りに遭い商権喪失。売上2割ダウン
◎親会社からの独立時に、妻に内緒で「6億円の個人保証」
◎どんなに頑張っていても、たった1円の円安で年間2000万円もコストアップ
◎ある日突然、海外メーカーから「メール一本」で契約打ち切り(その数、計28社)
それがどうだろう?
倒産寸前の25年前と比較し、直近では、売上「3倍」、自己資本比率「10倍」、純資産「28倍」。10年以上、離職率ほぼゼロ。しかも、第1回「日本でいちばん大切にしたい会社」大賞の「中小企業庁長官賞」を皮切りに、経済産業省の「ダイバーシティ経営企業100選」「『おもてなし経営企業選』50社」「がんばる中小企業・小規模事業者300社」、厚生労働省の「キャリア支援企業表彰2015」厚生労働大臣表彰、東京商工会議所の第10回「勇気ある経営大賞」、第3回「ホワイト企業大賞」を受賞。新宿税務署管内2万数千社のうち109社(およそ0.4%程度)の「優良申告法人」にも認められたという。
絶望しかない状況に、一体全体、何が起きたのだろうか?
「壮絶な修羅場のエピソードだけでなく、その修羅場をどう乗り切ったかの全ノウハウをすべて書き尽くした」という『倒産寸前から25の修羅場を乗り切った社長の全ノウハウ』 が発売たちまち大反響!「25の修羅場」とは? 「全ノウハウ」って?

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● 妻の猛反対にどう対応したか

 「個人保証するなら、離婚もやむなしだわ!」

 サラリーマン経営者も、大企業のトップも、金融機関から個人保証を求められることは稀です。

 しかし、中小企業の社長である私は、経営に関わるさまざまな場面で、個人保証を求められました。

 ・外国人社員が日本でアパートを借りるときは、その駐在員の保証人になることが求められる。会社としての保証人は認められない
・会社の社有車を廃止してリースにしたが、そのときも社長の個人保証を求められた
・ツケで給油するガソリンスタンドからも会社の保証ではなく、社長の個人保証を求められた

 こうした個人保証にもリスクはありますが、日本レーザーの独立後に金融機関から求められた個人保証は、その後の私の「大きな悩み」となりました。

 独立時点で、日本レーザーには運転資金として使う「約6億円」の借入れがありました。

 買収にともない日本電子は保証を引き上げていたため、独立後は社長である私の「個人保証」を求められたのです。

 私がメインバンクに対して日本レーザーの借入金を保証し、日本レーザーがJLCホールディングスの買取資金を保証するこのスキームは、非常にリスクが高い。

 日本レーザーが利益を上げられなければ、会社は倒産。私も“自己破産”になるからです。

 大きなリスクはありますが、私に迷いはありませんでした。
 社員のモチベーションを上げるには個人保証をするしかない。
 そう思って妻に説明をすると、猛反対されました。

 「独立するのだってリスクがあるのに、どうして個人保証までする必要があるの?
 私はサラリーマンと結婚したのであって、会社のために個人保証するような人間と結婚したんじゃない!
 個人保証するなら、離婚もやむなしだわ!」

 怒るのも無理はありません。
 妻にはその場で「個人保証はしない」と約束しましたが、結局、内緒でやりました(笑)。

 このように書くと、きれいごとに聞こえますが、実際には相当悩み続けました。

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最終更新:5/24(金) 14:55
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