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知られざる親日国「サカルトヴェロ」ってどこにある国?

5/23(木) 7:00配信

デイリー新潮

「サカルトヴェロ」という国名を聞いて、すぐに場所や国柄を思い浮かべられる日本人はそう多くないだろう。しかし、じつは日本とも大変に縁の深い国なのだ。

 たとえば、同国は柔道が非常に盛んで、大相撲の関取も3人輩出している、大の親日国である。また、世界史に名を残す独裁者の出身地としても知られ、日本は第2次世界大戦の最終盤で彼が率いる国に侵攻され、貴重な領土を奪われている。

――とここまで書けば、ピンとくる読者もいるかも知れない。「サカルトヴェロ」とは、現在は「ジョージア」と呼ばれている、ヨーロッパ東部の小国の正式名称である。かつてのソビエト連邦の構成国で、かの独裁者スターリンは同国で生まれ育っている。

 国際協力機構(JICA)理事長の北岡伸一さんは、2017年にジョージアを訪問した。以下、北岡さんの新著『世界地図を読み直す:協力と均衡の地政学』(新潮選書)から、同国に関する記述を再構成して紹介しよう。

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 まず国名については、下記のように説明されている。

「ジョージアは、以前はグルジアと言った。ただし本当の国名は『サカルトヴェロ』であって、グルジアもジョージアも他称である。ロシア風のグルジアは好まないというので、アメリカ風に変えたわけであるが、もともとの名前まで変えたわけではない。日本が英米でジャパンと呼ばれていて、それをジャポンやハポンにしても、日本という国名に変更はない、というようなものである」

 また、教科書にも載っているスターリンという名前は、じつは「筆名」なのだという。

「ジョージア出身でもっとも有名な人物は、スターリンだろうが、これは『鋼鉄の人』という意味の筆名であり、元来の姓はジュガシヴィリである。ジョージア人の名前は、……シヴィリ(かつてチョチョシヴィリという柔道チャンピオンがいた)、あるいは……ゼ(初代大統領シュワルナゼのように)が断然多い。一目でジョージア人とわかるのである」

 そして、日本との関係については、以下のように書かれている。

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最終更新:5/23(木) 10:01
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