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美輪明宏が性暴力被害者にトンデモ発言、昔から出ていた“暗黒オーラ”

5/23(木) 8:47配信

女子SPA!

 数々の金言で悩める現代人を救ってきた、歌手の美輪明宏(84)。ですが、いま問題発言で波紋を呼んでいます。

 それは、JA(農協)グループの「家の光協会」が発行する冊子『家の光』6月号に寄せられた人生相談でのこと。小さい頃、兄から性的虐待を受けてきたという60代の女性に対し、美輪さんはトンデモ回答を連発しているのです。

兄に性的虐待を受けた妹に「家族を守った守護神」

 たとえば、「ギリシャ神話にも近親相姦の話があるように、大昔からあることなのです」として、「自分だけが秘密の苦悩を抱えていると思うのは大間違いです」と切って捨てます。

 そして、夫に相談しようか迷っている女性に対しては、「あなたは重い荷物を下ろして楽になれるかもしれませんが、重い荷物を持たされたご主人はどうなるでしょうか」と、理不尽に我慢を強いる始末。

 極めつけは、超ド級のオチ。「仮にあなたが家族から守られたとすると、お兄さんは自分の性欲を処理することができず、性犯罪を犯してしまったかもしれません。こう考えれば、あなたは家族とお兄さんを守った守護神になるのです」。

 いやいや、“のです”って言われても……。

美輪明宏の“独特の美意識”を面白がってきた

 さて、結論から言えば、一連の発言はいちいちマジメに反論するほどのものではありません。いわゆる、論外ってやつです。でも、美輪さんがお年を召したために急にこういうことを言い出したわけではありません。そもそも、差別的な思想をお持ちであるがゆえの独特な美意識を、周りが面白がってきた経緯があります。

 たとえば、文芸誌『新潮』臨時増刊1995年4月号『大真実』では、黒人音楽を野蛮なものとして罵倒していました。ヨーロッパ移民が作った米国文化は、1960年代から黒人文化に侵食されたと嘆いているのです。

 黒人音楽をベースとしたロックやヒット曲は、「文学性が皆無」「唄と云うより殆(ほとん)どが叫びである」「踊りながら肉体で聴く音であって(中略)もし座して聴けば情緒障害を起こす」とボロクソです(なのに、なぜかジャズだけ擁護している)。

 また、テレビやエッセイで、女性の存在そのものを激しい言葉でののしってきたことも知られています。

 そうした負の面とキャッチーな発信力が表裏一体だと了解することで成り立っていた関係だったのですね。

 もちろん、それがいい悪いではなく、あえてそういうキャラクターとして、アンタッチャブルな聖域に閉じ込めておくことで、“美輪さまぁ~”とひれ伏すフリをして、世間はたわむれていたわけです。言ってしまえば、教祖様ごっこをして遊んでいたのですね。

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最終更新:5/23(木) 9:57
女子SPA!

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