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なぜ日本を目指し、日本に何を求めるのか?

5/24(金) 5:00配信

商業界オンライン

  2019年に在日ベトナム人は30万人を超えると予測されております。これほどまで多くのベトナム人が日本に入国しているのはなぜなのでしょうか。

 第3回のコラムは、『なぜ日本に?』をテーマに、弊社が現場で感じ、それを元に考えられる理由をいくつかご紹介させていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。

ベトナム人留学生が日本を目指す3つの理由

(1)日本文化への興味・関心が強い

 ベトナムは親日国家であり、日本への興味・関心を強く抱いてくださっているというのが根底にあります。

 あまり知られていないのですが、ベトナムでは2015年より国策として、第一外国語の中に「日本語」という選択肢を追加しました。これにより、小学3年生から日本語を学ぶ環境が与えられたわけです。日本に対しての興味・関心がますます強まっていることは事実だと思います。

(2)日系企業就職への期待が高い

 ベトナムは高度経済成長ともいえる成長を続けており、個人所得の伸びと教育熱が高まり、日本企業も数多くベトナムに進出しております。

 その経済成長の波に乗り、学生たちも海外への留学が急増しております。アジア圏内で、親交の深い日本留学を経て日本企業へ就職という実利的な目標もあります。日本企業がベトナムへの進出を拡大する過程で、日本で就職することや、進出している日本企業への就職を希望するのは自明の理であるといえます。

(3)外貨獲得の狙い

 日本と比べると、ベトナムはまだまだ所得が低く(物価も安い)、約5倍の通貨価値の差があります。アジアの中でGDPで見ても、まだまだ発展段階といえるでしょう。とはいえ、ベトナム経済は順調に伸びており、毎年国民の年収は上がっているのも事実です。未来が明るいベトナムですが、昭和の日本人が口にした「アメリカン・ドリーム!」のアメリカがベトナムにとっては日本。日本企業に就職することで、ベトナム現地企業への就職では得られない外資企業(日本企業)収入を得られる「ジャパニーズ・ドリーム!」があるわけです。

 また、日本滞在中の留学生は、週28時間のアルバイトが許可されており、その収入を得る狙いもあります。

 総じていえば、日本に憧れを持ってくれて、語学を学ぶことに力を入れ、外貨を稼ぎ、日本の良い文化をベトナムに持ち込みたい傾向が強いと思います。「日本で成功してやる!」 「日本に留学した経験を生かして母国を豊かにしたい!」「家族が豊かな環境で暮らせるよう、日本で働いて仕送りをしたい!」 等々、彼らはさまざまな思いで日本に向かってきてくれているのです。

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最終更新:6/5(水) 20:45
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