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【スーパーカー第二黄金期 05】チゼータ V16Tは他に類を見ない16気筒エンジンを横置きしたバブルカー

5/24(金) 6:30配信

Webモーターマガジン

「Cizeta V16T/チゼータ V16T」

第一次のスーパーカーブームが落ち着いてから約10年。1980年代末に日本はバブル景気に突入する。そんな時代に新たなスーパーカーが数多く登場し「スーパーカー第二黄金期」が到来する。この華やかなりし時代の寵児たちを振り返る連載企画をお届けする。第5回はV型16気筒エンジンを搭載した「チゼータ V16T」だ。

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チゼータ V16Tは1988年にアメリカのビバリーヒルズで初公開された。正式名称は「チゼータ モロダー V16T」だった。チゼータとは同社の設立者であり、元ランボルギーニのクラウディオ・ザンポーリ(Claudio Zampolli)のイニシャル“CZ”をイタリア語読みした音からきている。

エンジンは6LのV型16気筒DOHCを横置きミッドシップ搭載し、トランスミッションは縦置きされることから、V16Tという車名が与えられた。世にも希少なV16エンジンはオリジナルとされ、最高出力550ps、最大トルク55.0kgmを発生した。最高速は328km/h、0→100km/h加速は4.2秒と公表されている。

ボディデザインはディアブロなどと同じマルチェロ・ガンディーニの作。フェラーリ・テスタロッサから影響を受けたようなボディサイドのフィンや上下2段のダブルリトラクタブルヘッドランプなどを採用したが、ドアはシザーズドアではなく普通のスイングドアだった。

チゼータ V16Tは15台生産されたが、チゼータ社はバブル景気の崩壊後、一度倒産した。だがザンポーリはアメリカで再びチゼータ オートモービル USAを設立し、現在もV16Tを受注生産している。バブル期のスーパーカーで今もなお生産が続いている、希有な例といえるだろう。

チゼータ V16T 主要諸元(1989年)

・全長×全幅×全高:4440×2060×1115mm
・ホイールベース:2690mm
・車両重量:1700kg
・エンジン種類:V16DOHC
・排気量:5995cc
・最高出力:550ps/8000rpm
・最大トルク:55.0kgm/6000rpm
・トランスミッション:5速MT
・駆動方式:横置き(トランスミッションは縦置き)ミッドシップRWD
・タイヤサイズ:前245/40ZR17・後335/35ZR17

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最終更新:5/24(金) 6:30
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