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見えそうで見えない光。レノファ山口の艱難辛苦

5/24(金) 21:03配信

footballista

最後に、今後の戦い方をどうするべきなのか?

 本当にたいへん長くなってしまって申し訳ないが、この項で終わるのでもうちょっとだけお付き合いいただきたい。

 内容はありつつも、結果としては厳しい現状を突き付けられているわけだが、それでは戦い方を修正するべきだろうか?

 3バックに変更することで泥沼の未勝利から脱出した、昨シーズンの故事に習うのもひとつの手だろう。ただ個人的には、現在のスタイルを貫いてほしい想いがある。見直すべきは方向性ではなく、ディテールではないか。今節と前節の大宮アルディージャ戦を比べてみても、後方のビルドアップ、前線の連携、プレスに行くべきところと構えるべきところなど、改善が見られた点は多くあった。結果にはまだ表れていないが、確実に積み上がってはいる。

 想いとは別の現実問題としても、この状況で守備的な方向へ舵を切れば必要以上に重心が下がってしまい、失点は減ったが得点もそれ以上に減るというジリ貧状態に陥る恐れがある。どれだけスタッフや選手が変わっても、レノファの生命線はやはり攻撃だ。どだいレノファ山口の歴史において「堅守を誇った」時代など存在しないのである。いや本当に存在しないんだ。歴代記録を見直してみて、自分でも本当にびっくりしている。

 4バックのままなのか、3バックにして一定の安心を得るのか。中盤をダブルボランチにするのか逆三角形なのか。システムの変更は些末な問題であり、結局はそれをどう用いるかだ。願わくば攻撃マインドはそのままに、細部を修正する方向へ動いてほしいが、はてさて。

 とにもかくにもシーズンの3分の1が終わった。次の3分の1と、最後の3分の1がどういう結果になるかはわからないが、退屈しない試合が続くことだけは確かではないかと思う。霜田体制2年目の挑戦は大きく躓いたスタートになってしまったが、残り試合はまだたっぷりある。今後も推移を見守り、次の3分の1が終わった頃にもう一度総括をさせていただければと思う。

 それではみなさん、Ate breve, obrigado.

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最終更新:5/26(日) 22:27
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