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“ピッチ上の監督”長谷部誠はほぼ満点! 2部組では完全復活の宮市亮を評価【ブンデスリーガ日本人選手の通信簿】

5/24(金) 6:04配信

SOCCER DIGEST Web

1部復帰に失敗した名門で悔しさを味わった二人の評価は?

酒井高徳(ハンブルク)…60点(及第点の出来)
【2018-19シーズン成績】
ブンデスリーガ2部=31試合・0得点・1アシスト
DFBカップ=4試合・0得点・0アシスト

 右サイドバックのレギュラーとして年間を通してフル稼働。セントラルMFやウイングバックでの起用にも応え、ポジションを問わず、いかなる時もチームのために汗をかく“らしさ”を発揮した。

 ザンクトパウリとのダービー(25節)では得点にも絡み、チームの2002年4月以来となる宿敵撃破に貢献。昇格を逃したことに激怒する一部のサポーターからスケープゴートにされ、最終節にブーイングを浴びたものの、多くのファンや地元メディアは「非難は相応しくない」と擁護。及第点は付けられるはずだ。

伊藤達哉(ハンブルク)…30点(不満が残る)
【2018-19シーズン成績】
ブンデスリーガ2部=14試合・0得点・0アシスト
DFBカップ=3試合・0得点・0アシスト
ドイツ4部リーグ(リザーブチーム)=3試合・0得点・0アシスト

 キレのあるドリブルを武器にトップリーグの並み居る守備者を翻弄するなど、プロ1年目のパフォーマンスは鮮烈だった。しかし、2部で迎えた今シーズンは“2年目のジンクス”にぶち当たり、シンプルなパスミスなどが多く、ゴールに直結する結果を一つも残せなかった。

 ユースでも師事した恩師のクリスティアン・ティッツが10節終了後に解任されると、以降は控え要員に転落。ハネス・ヴォルフ新監督の信頼を掴めず、昇格争いが佳境を迎えた終盤にはセカンドチームでのプレーを強いられた。

度重なる大怪我からついに復活した宮市

宮市亮(ザンクトパウリ)…70点(よくやった)
【2018-19シーズン成績】
ブンデスリーガ2部=25試合・5得点・0アシスト
ドイツ4部リーグ(リザーブチーム)=4試合・0得点・1アシスト

 度重なる重傷を乗り越えたスピードスターが復活の狼煙を上げた。5節までセカンドチームでの調整を命じられるも、6節のインゴルシュタット戦で途中出場後に貴重な決勝点。3連敗中だったチームの救世主となった。

 その後は大怪我とは無縁のシーズンを送り、出場数(25)とゴール数(5)ともにキャリアハイを記録。逆サイドからのクロスに合わせる感覚に磨きがかかり、5得点中4つを頭でマークした。もちろん、自慢のスプリント力は健在だ。まだ、26歳。来シーズンのさらなる活躍に期待がかかる。

奥川雅也(ホルシュタイン・キール)…60点(及第点の出来)
【2018-19シーズン成績】
ブンデスリーガ2部=19試合・5得点・1アシスト
DFBカップ=2試合・0得点・0アシスト

 終盤戦にもっとも好印象を残した海外組の一人だ。2トップの一角としてラスト12試合中11試合に先発し、計5ゴールを叩き出した。本人は地元紙で「最初は難しかった。新しいチーム、新しい戦術。でも監督は僕が何をできるか、何をすべきかを話してくれた」と語り、飛躍に導いてくれたティム・ヴァルター監督への感謝を口にしている。

 高く評価されるのはスピードとテクニック。1対1の突破力も買われる。本人も認めるフィジカル強化が今後の課題だろう。来シーズンは保有権を持つレッドブル・ザルツブルク(オーストリア)に復帰すると見られている。

井手口陽介(グロイター・フュルト)…30点(不満が残る)
【2018-19シーズン成績】
ブンデスリーガ2部=19試合・5得点・1アシスト
DFBカップ=2試合・0得点・0アシスト

 昨夏にリーズ(英2部)からの1年ローンでグロイター・フュルトに加入。3節のキール戦でエリア内への侵入から右足アウトサイドでネットを揺らし、デビュー戦初ゴールを決める最高のスタートを切った。しかし、8節のディナモ・ドレスデン戦で前半途中に負傷交代。右膝の後十字靭帯断裂という重傷で、約4か月の離脱を余儀なくされた。

 復帰したのは32節のケルン戦で、ラスト2試合は先発し、中盤で溌剌としたプレーを見せ、守備に難のあるチームの助けとなった。ただ、離脱期間が長く、厳しい評価にせざるをえない。

文●遠藤孝輔

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最終更新:5/24(金) 6:04
SOCCER DIGEST Web

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