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「ゲーム・オブ・スローンズ」のドラゴンが地球上に実在したら? 環境への影響を計算した論文の中身

5/24(金) 18:11配信

WIRED.jp

まもなく最終回を迎えるドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」。重要なキャラクターである3匹のドラゴンが、もし地球上に本当に生息していたら──。そんなテーマで環境への影響を数学的に導き出した論文が、世界的に有名な数学的モデリングの大会で脚光を浴びた。著者は驚くべきことに3人の高校生。いったいどんな結論が導き出されたのか?

3つの課題のうち、ひとつがドラゴンの生態

「ゲーム・オブ・スローンズ」のドラゴンたちは、ここ数シーズンは災難ばかりだった。まずはヴィセーリオン。夜の王に殺され、亡者として蘇るものの、アリアが夜の王を倒したことで結局は消滅してしまう。次はレイガルだが、こちらもユーロン・グレイジョイのクロスボウの一撃で死ぬ。

つまり、デナーリス・ターガリエンが孵化させた3匹のドラゴンのうち生き残ったのはドロゴンだけなのだが、このドロゴンさえも、キングズ・ランディングを焼き尽くしたあとでは休息が必要になるだろう。

ただ、おかげでドラゴンを養っていくために七王国が荒廃するような事態は避けられそうだ。少なくとも、世界的に有名な数学的モデリングの大会「Mathematical Contest in Modeling(MCM)」に出場したメリーランド州ロックヴィルの高校生たちの計算では、そういうことになる。

3つの課題のうち、ひとつがドラゴンの生態

この大会は、NPOのConsortium for Mathematics and Its Applications(COMAP)の主催で1987年から毎年1回開かれており、世界の高校生と大学生が、与えられた問題に数学を用いた解決方法を考える。各チームは3つの課題から好きなものを選び、4日間で研究論文を作成するのだ。

大会ディレクターで、陸軍士官学校でシステムエンジニアリングを教えるパトリック・J・ドリスコルは、「問題の内容にかかわらず、たった4日であれだけのことをやれるのは驚くべきことです」と話す。

今年の課題のうち「B」と「C」のふたつは、現実世界を舞台にしたシナリオだった。片方はプエルトリコに緊急医療物資をドローンで届ける方法を考えるもので、もうひとつは米国で広まるオピオイド依存を放置した場合に事態がどう進行するかについて評価モデルを策定するものだ。

一方、「課題A」は七王国を取り上げており、デナーリスの3匹のドラゴンが地球に住んでいる場合の環境への影響を推測することが求められた。課題用紙には以下のように記されている。

メリーランド州ロックヴィルのリチャード・モンゴメリー高校の代表チームをはじめ、4,000近くのチームがこの課題に取り組んだ。モンゴメリー高校のチームは、3年生のマシュー・コロドナー、クラリッサ・シァ、ローレン・チョウからなる。

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最終更新:5/24(金) 18:11
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