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「ゲーム・オブ・スローンズ」のドラゴンが地球上に実在したら? 環境への影響を計算した論文の中身

5/24(金) 18:11配信

WIRED.jp

3人の論文が脚光を浴びた理由

最後に、ドラゴンを養うために必要な人員という問題がある。ドラゴンの夕食となる家畜の群れを飼育するには、どれくらいの労働力が必要になるのだろうか。

3人は、ドラゴン1匹を飼育するために必要な牛の数は、1日あたり1,798X頭と仮定した。ここでの「X」は、次の日の1,798頭を用意するために必要な牛の数(生育途中の牛や妊娠している雌牛など)だ。そして、これだけの数の牛を飼うには、かなり広大な土地がいるだろう。

3人の論文は、すぐに脚光を浴びた。審査では14,000本を超える論文をさばくために、米国から136人、中国から約80人のヴォランティアが参加して1次評価が行われる。そして、課題ごとにおよそ120点の最終審査候補が選ばれ、10人の審査員が週末を使ってすべての論文を読むのだ。

ドリスコルは、リチャード・モンゴメリー高校のチームの論文について、非常に完成度が高かったと説明する。「ただ、それ以上に素晴らしいと思ったのは、数学的モデリングに対する彼らのアプローチです。問題を定義し、仮定とその検証を行い、全体を細かく分析して自分たちのモデルの長所と短所を評価しています。こうしたことがとてもよくできている上に、各要素についてどのように考察したかが克明に記述されているのです。こうした論文はそれほど頻繁には出てきません」

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最終更新:5/24(金) 18:11
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