ここから本文です

重症化させないための食物アレルギー4つ症状とメカニズム

5/24(金) 14:30配信

webマガジン mi-mollet

 「1990年ごろから、アトピー性皮膚炎で外来を受診する乳幼児に、食物アレルギーを有しているケースが大変多くなりました」と語るのは、小児科の医師・柴田瑠美子(しばたるみこ)先生。なかでも乳幼児の食物アレルギーでは、正しい知識と理解のもと、家族全員で向き合うことが大切です。

柴田先生の著書『国立病院機構の食物アレルギー教室』は、25年にわたって開催されている「食物アレルギー教室」の講義をわかりやすくまとめた1冊。限られた診察時間では十分に指導することが難しい「食物アレルギーから子どもを守る!」知識やノウハウが詰まっています。

柴田先生の「食物アレルギー教室」シリーズ2回目は、症状の出方や発症のメカニズムで異なる「食物アレルギーのタイプ」について。それぞれのタイプの特徴を正しく理解して、安全に食物アレルギーを乗り切っていきましょう。

原因となる食べ物を摂取してすぐに症状が起きる【即時型食物アレルギー】

即時型食物アレルギー

●発症年齢:新生児期・乳児期成人まで年齢を問わず発症するが、最も多いのは0~1歳。年齢が上がるとともに治っていくことが多い。

●おもなアレルゲン 鶏卵・牛乳・小麦・そばなど〈症状の例〉食べた後にすぐ以下のような症状が現れる
・顔や体にぽつぽつとじんましんが出た。
・口の周囲やのどに、腫れた感じ、かゆみなど違和感がある。
・咳が出てきて、全身が赤くなって息が苦しくなった。

●アナフィラキシーショックの可能性 ++アレルゲン食物を食べた直後から2時間以内に、皮膚、粘膜、呼吸器、消化管などにアレルギー症状が出るものをいいます。じんましん[皮膚]と咳込み[呼吸器]、あるいは、嘔吐[消化器]とじんましん[皮膚]など、2つ以上の臓器症状が出た場合を[アナフィラキシー]といい、重症化のサインとして認識しておく必要があります。強いアレルギー症状から[アナフィラキシーショック]を起こし、血圧低下、意識障害などに陥り、死に至ることもあります。

 原因となる食べ物は、乳幼児では鶏卵が最も多く、牛乳、小麦の3つで9割を占めます。また、魚類やピーナッツ、そばも発症の原因に。学童期から成人では、食生活の幅が広がるため、原因食物の種類は多岐にわたり、えびやかになどの甲殻類、果物などの食物アレルギーも報告されています。
 

1/3ページ

最終更新:5/24(金) 14:30
webマガジン mi-mollet

記事提供社からのご案内(外部サイト)

スタイリスト大草直子がコンセプトディレクターを務める、ミドルエイジ女性のためのwebマガジン。ファッション、ビューティ&ヘルス、ライフスタイルの情報を配信中。

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事