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東急大井町線「Qシート」、改善の余地は大きい

5/24(金) 5:00配信

東洋経済オンライン

 東急電鉄が2018年12月から「Qシート」を運行開始して約5カ月が経過した。朝日新聞3月27日付記事『「痛勤」よ、さらば 数百円追加で着席、各社続々』の結びには東急のコメントで「Qシートの乗車率は9割と好調。増便、路線拡大も検討していく」とある。

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 乗車率9割となると、列車によっては満席となり、取りこぼした乗客もいるだろう。逆に5割を切るようでは費用対効果が薄すぎる。いっそ普通車両を増結して混雑を緩和したほうがいい。

 しかし、実際に使ってみると、改善してほしい部分がいくつかある。「運行本数が少ない」「無料で変更できない」「大井町駅に待合室がない」「乗れない乗客に不快感を与えかねない」だ。

■変更に払い戻し手数料

 私は東急田園都市線沿線に住んでいる。遠方から東京駅経由で帰宅するとき、ふだんは丸ノ内線で大手町に出て、半蔵門線に乗り換えて、田園都市線に直通するというルートだ。しかしQシートが登場してからは、東京駅からいったん京浜東北線に乗り、大井町まで乗って、大井町線のQシートで田園都市線へ、というルートも選べるようになった。

 スマホでQシートを購入すれば大井町から自宅最寄り駅まで座れる。だからQシートの誕生は大歓迎だ。さらに言うと、かつて住んでいた大井町線の旗の台駅から乗車する機会も多い。始発駅では次の列車を待てば座れる。しかし途中駅からはまず座れない。Qシートで席を確保すれば、途中駅からでも着席が保証される。

 冬のある日、スマホでQシートを手配して、北陸新幹線で帰った。予定より早い列車に乗れたから、大井町駅に予定より早く着きそうだ。そこで1本早いQシートに変更しようとしたけれど、変更のメニューボタンがない。いったん払い戻して買い直した。払い戻し手数料は100円だ。

 大井町駅に、繰り上げた列車の発車時刻より、さらに20分も早く着いた。大井町駅はJRと東急の間に乗り換え改札はない。両者の改札が近く、間にわずかなコンコースがある。ここで筆者は、いつもの癖でJRの改札を出た後、そのまま東急の改札を通過した。これが失敗だった。予約したQシート連結列車の発車20分前。目の前に5分後に発車する急行がいた。田園都市線直通の長津田行きだ。Qシートはない。しかし空席はある。

 これに座れば15分早く帰宅できる。しかしQシートの払い戻し手数料は100円。さっきも変更のため100円で払い戻している。400円の指定席をやめると200円も取られ損だ。なんだかもったいないという貧乏性で急行を見送り、次のQシート付き急行を待った。15分後だ。この15分がつらかった。寒い。大井町駅は高架駅である。線路脇に大きな広告看板が並んでいるけれども、風よけにはならない。Qシート利用者向けの待合スペースは、プラットホームに黄色い線で囲ってあるだけ。風よけになってくれそうな案内板もベンチもない。

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最終更新:5/24(金) 5:00
東洋経済オンライン

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