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球史に残る「2018年の菅野智之」。球界のエースの万全な復帰を祈る。

5/24(金) 11:31配信

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 4月28日に私は、今季の巨人・菅野智之のマウンドに懸念を示した。

 幸いなことに、直後の5月1日の中日戦は9回自責点1で完投し、4勝目を記録した。立ち直るかと思われたが、その後2試合は6回自責点4、5回2/3自責点7と大きく打ち込まれ、5月21日には腰の違和感のために登録抹消になった。

【写真】意外と見たことない、投手・丸、イチローや高橋由伸らの高校時代。

 菅野は2018年に、キャリアで初めて200イニングを超え、球数もレギュラーシーズンだけで3000球を超えた。登板過多による疲労が今季の不振の原因ではないかと思われる。

 さらに踏み込んで調べると、昨年の菅野の力投は、平成以降の投手起用の常識を超えていることが分かった。

 このコラムで以前、PAP(Pitcher Abuse Point=投手酷使指数)を紹介した。

 PAPは、1試合で投げた球数から100を引いてそれを3乗したもの。これを毎試合加算する。

 この数値の合計がシーズンで10万を超えれば故障の可能性が高く、20万を超えればいつ故障してもおかしくないとされる。100球以下の試合はカウントしない。

 <菅野の年度別の投球数とPAPの推移 ポストシーズンの成績を含む>

 2013年 3031球/PAP 16万6491

 (先発29 完投2 完封1 100球以上17回 最大136球)

 2014年 2454球/PAP 21万7788

 (先発23 完投3 完封0 100球以上16回 最大142球)

 2015年 2943球/PAP 13万8168

 (先発27 完投6 完封2 100球以上20回 最大135球)

 2016年 2863球/PAP 19万7975

 (先発26 完投5 完封2 100球以上20回 最大139球)

 2017年 2795球/PAP 15万2552

 (25先発6完投4完封100球以上21回 最大135球)

 2018年 3242球/PAP 24万3978

 (先発28 完投11 完封9 100球以上24回 最大133球)

 2019年 913球/PAP 9万8687

 (先発8 完投2 完封0 100球以上7回 最大137球)

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最終更新:5/24(金) 11:31
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