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アトピー新薬を記者が使う 生活は改善も高い注射代

5/25(土) 7:47配信

NIKKEI STYLE

■「1回8万円」 薬代が課題

「デュピクセント」の治療を受けていてやはり驚くのが薬代だ。現在の薬価は1回の投与で8万1640円。単純計算すると年間で約210万円になる。もちろん公的医療保険でカバーされるため、自己負担はその一部だが、それでも経験したことのない金額を毎回、病院の会計で支払う。NTT東日本関東病院の五十嵐皮膚科部長によると「費用の面から治療をためらうケースもたくさんある」という。
バイオ技術の進展でがん治療薬「オプジーボ」のように効果が画期的である一方、治療費が高額になるケースが増えている。国民皆保険で医療が守られている日本では、高額医療は国の財政問題にも跳ね返ってくる。デュピクセントは今年3月、重症の気管支ぜんそくに対し、適用拡大になった。今後、患者数が増えれば「費用対効果」がクローズアップされるかもしれない。
(編集委員 矢野寿彦)
[日本経済新聞夕刊2019年5月15日付]

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最終更新:5/25(土) 12:15
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