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【海外ボクシング】伊藤雅雪、思い出の地でV2戦 木村翔、久保隼は世界一奪還を懸け中国へ

5/25(土) 8:44配信

ベースボール・マガジン社WEB

 井上尚弥に続け。今週は伊藤雅雪(横浜光)が、タイトルをつかんだ思い出の地、アメリカ・フロリダ州キシミーで2度目の防衛戦に臨む。対戦するのは元オリンピアンの長身サウスポー、ジャメル・ヘリング(アメリカ)。油断ならない技巧の持ち主だ。伊藤はどんな形でこの難敵を切り崩すのか。中国では元世界チャンピオンふたりが世界一奪還をかけてリングに上る。久保隼(真正)と木村翔(青木)だ。番狂わせでアメリカからタイトルを持ち帰った地元王者、一方は不敗の強打自慢が両者の相手。こちらもAA級の注目である。

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5月25日/オセオラ・ヘリテージパーク(アメリカ・フロリダ州キシミー)

◆伊藤はその戦法がカギになる?

★WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦
伊藤雅雪(横浜光)対ジャメル・ヘリング(アメリカ)

伊藤:28歳/27戦25勝(13KO)1敗1分
ヘリング:33歳/21戦19勝(10KO)2敗
※26日午前11時より、WOWOWで生中継

 実のところ、取り巻く条件はヘリングを奮い立たせるものばかり。この2日後、5月最終月曜日はアメリカでは戦没将兵追悼記念日(メモリアルデー)である。10年間、アメリカ海兵隊に所属し、その間、イラクに2度まで派遣されているヘリングには大事な日だ。さらに試合当日は、乳幼児突然死症候群で亡くなった娘アリヤナーが生きていればちょうど10歳の誕生日になる。だから、ヘリングが全力で戦いに立ち向かってくるのは間違いない。

 だが、リングの掟は力だけにある。ごく少数の例外を除けば、勝者の拳だけが新しい人生を切り開くことができる。アメリカのリングでスターダムへの道を歩こうとする伊藤にとっては、ヘリングの思いをもすっぱりと切り裂いていかねばならない。

 そんなこのカード、伊藤にとってヘリングはやりやすい相手とは言いにくい。なんと言っても178センチの長身で、しかもサウスポーときている。意外にクロスレンジの展開を仕掛けてくるとはいえ、パンチの角度も、コンビの組み立ても長身ゆえの多彩さがある。伊藤も安易に同じテンポでやり合っていれば、相手のペースの飲み込まれてしまうかもしれない。

 伊藤はやはりメリハリのある攻防で立ち向かいたい。タイミングを計って好打を決め、間を置かず自分の形でインサイドをつきたい。ヘリングにはサウスポーの力戦型、デニス・シャフィコフ(ロシア)に追い立てられ、ストップ負けした過去もある。力のある連打でプレスをかけることができたなら、伊藤が圧勝する可能性は強い。要は早い段階で流れを自分のほうに持ってくる。そこが勝敗の分かれ道だ。

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最終更新:5/25(土) 8:44
ベースボール・マガジン社WEB

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