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デロリアン創業者の伝記映画、マシンよりぶっ飛んだ超話題作

5/25(土) 21:10配信

エスクァイア

故ジョン・デロリアン氏の息子は映画『フレーミング・ジョン・デロリアン(仮邦題:ジョン・デロリアンの肖像)』の予告編で、こう語っています。「スーパーモデルにコカイン、超高速のカッコいいクルマだけではありません。FBIにサッチャー英元首相、レーガン元米大統領も登場するし、麻薬をめぐる紛争もあり。しかもこれらはすべて、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で注目されるより前の話なのです」と…。

【写真】時を操るクルマ、「デロリアン」秘話

 クルマに興味がない人でも、「デロリアン」の名前を耳にしたことはあるのではないでしょうか。そう、彼が名作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でタイムマシンとして登場したあの自動車の名。そのクルマを生んだ人物がジョン・デロリアン氏になります。

 ゼネラル・モーターズ社(以降GM)に勤務中、ポンティアックGTOを創り出し、1960年代のマッスルカー(=車体が大きくて重く、大排気量のV8エンジンを搭載したハイパワーエンジンの自動車)戦争の幕を開けたのも彼です。それだけでなく、あごのインプラント整形手術をして、当時スーパーモデルだった19歳の美女と結婚するなど、派手な行動でも注目を集めました。

 さらに彼は、自動車会社まで設立したのです。しかし、会社の資金繰りに窮したデロリアン氏は、警察が仕組んだ麻薬がらみのおとり捜査によって逮捕されます。とは言っても実際は、偽の麻薬ディーラーに無価値の株式で支払い、偽ディーラーをだましたということで、この事件に関しては大筋として無罪となったわけです。がその後、ロータス社の創立者コーリン・チャップマン氏とマネー・ロンダリング(資金洗浄)を仕組んだことが発覚し、この事件によってデロリアン氏は失脚するのでした…。

 こんなやっかいな前科者の伝記映画の制作だったわけです。それはそれは、どんなに困難だったことか想像いただけたことでしょう。明確な物語が存在するわけでもなく、彼を語る言葉からわかるのは、せいぜい“自己中心主義”であることぐらいでしょう。そんなわけで、米IFCフィルムズ社の新作映画『フレーミング・ジョン・デロリアン(仮邦題:ジョン・デロリアンの肖像)』の冒頭は、これまでにデロリアン氏という人物を解読しようと試みてきた、数多くのプロデューサーのうち数人へのインタビューから始まります。

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最終更新:5/25(土) 21:10
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