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“ルックスのいい男”は睾丸が小さい!? 霊長類の研究から明らかに

5/25(土) 14:14配信

WIRED.jp

大きく立派な男性器をひけらかし、ハーレムを築いてたくさんの子孫を残す──。そんなふうに種を繁栄させられるなら、オスとしての生に苦労はないのかもしれない。

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しかし、実際はメスを巡る競争は熾烈である。ヒトを含む霊長類のオスはライヴァルたちを出し抜くために、まずは異性の熱い視線を集める「性的魅力」を進化させてきた。

オランウータンの両頬にある膨張したでっぱり(フランジ)、テングザルの大きく長い鼻、男らしい精かんな顔つきのヒトの男性。やはり見た目は大事ということなのか、その種のメスにとって抗いがたい魅力をもつオスは、多くのパートナーやハーレムに恵まれることがこれまでの研究でわかっている。

ところが、メスを虜にできるセクシーでグッドルッキングなオスは、どうやら身体的な代償を払わなくてはならないようだ。このたび「Proceedings of the Royal Society B」で発表された、オスの「性的装飾」と「精巣への代償」を調査した霊長類研究の結果によると、ルックスのいいオスは総じて睾丸が小さいという統計結果が浮かび上がってきた。

性淘汰は二次的セックスアピールを促す

今回の研究の著者で西オーストラリア大学の霊長類学者のシリル・グルーター博士によると、霊長類のオスは子孫を残すために、メスを巡る激しい競争環境に身を置いているという。

「すべてのオスが思い通りに性交できるわけではありません。ではどんな戦略があるのか? 簡単に『けんかで解決させる』の次にくるのが、いわゆる『ステータスとなる勲章を生み出すこと』です」と、グルーターは説明する。「派手な性的装飾はほかのオスを威嚇し、彼のメスに手を出さないようにコントロールする助けになるのです」

群れのなかで、ひときわ大きな体格やよく発達した牙は、ほかのオスを威嚇したり戦ったりするための武器となる。また、前述したオランウータンなどの例に加え、ふさふさのたてがみ、鮮やかな色の肌、ひげなどの「性的装飾」は、ほかのオスを威圧し、メスを夢中にさせる助けとなるのだ。

とはいえ多くの霊長類のメスは、発情中に複数のオスと性交する傾向がある。このため、オスは一度の性交での受精率を上げるために、睾丸を大きくして精子の量でほかを圧倒するという生殖戦略もある。

研究チームは次のように仮定した。これらの性的形質を発達させるには、多くのエネルギーを必要とし、生物はそのための限られた“エネルギー資源”しかもたないのではないか。

ならば、エネルギー資源は性交前後の生殖戦略の間で配分されなくてはならない。例えば、睾丸を大きくして精子の量で受精率を高めるという性交後の生殖戦略に特化したオスは、性交前にメスの関心を集めやすい性的装飾からは遠ざかることが予測される。

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最終更新:5/25(土) 14:14
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