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マツダ、新型「MAZDA3」が背負う重大使命

5/25(土) 5:00配信

東洋経済オンライン

 2018年のアクセラの国内販売台数は約1万8000台。デミオ(4万8000台)、CX-5(3万8000台)、CX-8(3万台)に次ぐ。しかし、世界販売に目線を移すと景色は大きく変わる。首位はCX-5の約47万台だが、マツダ3が約38万8000台で2位に入り、24%を占めた。マツダは2020年3月期に世界販売台数を161.8万台と見込み、年間販売35万台を計画するマツダ3が2割以上を占める計算だ。

 「世界ではSUV化が進んでいるが、多くの国で初めて車を買う人が選ぶ車がCセグメントカー」と丸本社長は話し、Cセグメントに属するマツダ3を販売戦略上の基幹車種と位置付ける。最初に買う車にマツダ3を選んでもらい、マツダファンになってもらえれば、次の乗り換えでもマツダ車を買ってもらえる可能性が高まるからだ。日本でもマツダ3がエントリー層を取り込む役割を担い続ける。

 実際、「(価格帯が低い)1.5リットルのガソリンタイプを設定したのは若年層をカバーするため」とマツダ3のマーケティングを担当する国内営業本部の齊藤圭介主幹は話す。

 アクセラは「ファミリア」の後継車種として2003年に初代が登場。2009年発売の2代目、2013年発売の3代目とフルモデルチェンジごとに乗り継いでいるコアなファンも多い。国内保有台数(新車登録時のみ、中古車は除く)は約15万台もあり、マツダ3への一定の乗り換え需要は見込めそうだ。

 ただ、Cセグメントの市場規模は国内では2012年に40万台あったが、2016年度には30万台と4分の3に縮小している。従来のアクセラと同じような売り方では販売台数を伸ばせないことは想像に難くない。

 そこでマツダはセダンを買う消費者がセグメント(車両の大きさ)をまたいで車種を選んでいることに着目。価格帯をCDやDといった上位のセグメントにも広げることで、市場規模を自ら広げることにした。ハッチバックはこれまで低・中価格帯をカバーしてきたが、これを高価格帯にまで拡大することで市場規模を4割増やす。セダンは従来の低・中価格帯から中・高価格帯に価格帯をスライドすることで市場規模を5割増やす。

■欧州系と同じ土俵で戦う

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最終更新:5/26(日) 11:09
東洋経済オンライン

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