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阪神・青柳晃洋は斎藤雅樹級の素質。 「いい時は手がつけられない」

5/25(土) 7:17配信

webスポルティーバ

大きな舞台の、しかも大一番でもないのに、妙にはっきりと覚えている"場面"というのがあるもので、今シーズンここまでローテーションの柱となり、リーグ上位の防御率を誇るなど奮闘を続けている阪神・青柳晃洋(こうよう)についても、忘れられないシーンがある。

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 青柳が帝京大の4年の時だから、今から4年前のことだ。首都大学リーグの秋のリーグ戦、相模原球場でのことだ。

 当時の帝京大は、西村天裕(たかひろ/現・日本ハム)というコンスタントに145キロを投げられるパワーピッチャーがエースに君臨していた。地面に突き刺さるような高速スライダーを勝負球に、リーグ戦で25勝をマーク。学生ジャパンにも選ばれ、その年のドラフトでも1位候補に挙がるなど、高い注目を集めていた。

 だが、好事魔多し。その日も先発マウンドで、持ち球のストレートとスライダーを武器にガンガン投げまくっていた西村に不運が襲う。一塁側に転がった当たり損ねのピッチャーゴロを捕球しようとするが、なにかの拍子にバランスを崩し転倒。そのままグラウンドに倒れこみ、悶絶する。

 その時だ。弾かれたようにダグアウトから飛び出してきた長身でスリムなユニフォーム姿の選手が、軽やかなフットワークでファウルグランドにあるブルペンへと駆けていった。そのうしろ姿がなんとも美しかった。

 あれだけ鮮やかな身のこなしで走れる投手なら、絶対にいい球を投げるに違いない。そう思って見ていたら、案の定、サイドハンドからの腕のしなりがすばらしかった。それが青柳だった。

 正直、「このピッチャーの方がいい!」と思った。今こうして、プロで成功しているから言うわけじゃない。当時、お世話になっていた雑誌にも<この体で、なんでこんなに勢いのあるストレートが投げられるのか......>といったことを書いている。7の力感で9の威力のあるボールを投げられる投手。それが当時の私の"青柳評"だ。

 じつはその試合で、青柳は投げていない。いち早く肩はつくっていたが、マウンドに上がったのはほかの投手だった。

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最終更新:5/25(土) 7:17
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