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ブランド名は日本映画から フィービー派の「カイダン・エディションズ」

5/25(土) 22:00配信

WWD JAPAN.com

レア:15年前の話だね。私はあの時に初めて「シャイニング」を見たんだけど、怖い映画だとは思わなくて、いい物語だと思ったの。私ちょっと変なのかもしれないけれど。

ハン:レアが「私はこれ見たい!」って断言したのが印象的だった。彼女は自分が欲しいものをよく分かっているし、自分の言葉に迷いがない。それから「シャイニング」は僕のお気に入りの映画になったね。僕ら夫婦をよく表していると思うんだ。

WWD:学生時代から一緒にブランドを立ち上げようと決めていた?

レア:そんなこと一度も話したこともなかったし、考えたこともなかった。それぞれメゾンで経験を積んで、今から3年前くらいに初めてそういう話をして決めたこと。

WWD:2人とも有名なメゾンで経験を積んでいるが、それぞれ学んだものとは?

レア:私が最も影響を受けたのは「リック・オウエンス」ね。リック本人を尊敬しているし、価値観やデザインの純粋さも素晴らしい。その他のブランドでの経験は、オフィスで働いたり人に指示された仕事を続けることが私には向いていないということが分かったから、そういう意味でよかった(笑)。その経験があって、自分でブランドを立ち上げようと思うようになったの。

ハン:僕はレアとは正反対で、社内で働くのは好きだったかな。チームのみんなで協力して得る達成感があった。特に一流ブランドのクオリティーや働き方を学ぶことができたし、生産工程も学ぶことができた。コレクションを作るには、素材を考えて工場に発注するなど、プロセスがあるということは学校では教えてもらえないこと。「バレンシアガ」と「セリーヌ」での経験はそれぞれ異なるけれど、クリエイティブ・ディレクターたちから学んだのは彼らの価値観がブランドを導くということ。そして僕らは今、価値観というか、“共通言語”を作り上げているところ。レアとの付き合いは長いけれど、「カイダン・エディションズ」をスタートする前は一緒に働いたことはなかったから、「これは好き」「これは嫌い」という判断基準を確認し合っている。

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最終更新:5/30(木) 15:19
WWD JAPAN.com

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