ここから本文です

近年のダービーは「もっとも堅いGI」、あえて穴を狙うなら

5/26(日) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 今週末はすべてのホースマンにとっての夢舞台であるダービー。平成28(2016)年に生まれた約7000頭のサラブレッドの頂点に立つ馬が決まる。週刊ポストで『60歳からの「儲ける競馬」』を連載する競馬歴40年のライター・東田和美氏が今年のダービーの行方について占う。

【写真】サートゥルナーリアを管理する角居勝彦調教師

 * * *
 ダービーではここ4年ずっとノーザンファームの生産馬が勝ち続けている。ノーザンファームはこの春も大阪杯からGIを7連勝中。ダービー5連覇に向けて、サートゥルナーリア、ヴェロックス、リオンリオン、ランフォザローゼスなど有力馬を揃えた。とくにサートゥルナーリアは4戦4勝。年明け初戦の皐月賞前、陣営は不安でいっぱいだったというが、それをクリアしたことで、今度は「上積み」もある。

 過去30年を見るとダービーはGIのなかでもっとも堅いレースといえる。1番人気馬が16勝2着5回、2番人気馬が3勝2着5回、3番人気も7勝2着6回と、上位人気馬が確実に上位を確保している。単勝払戻が1000円以上だったのは、わずかに5回。8番人気以下が勝ったことは一度もない。馬連の万馬券は5回だけだ。

 皐月賞は戦前ではサートゥルナーリアの1強ムードだったが、3着までが同タイムの激戦。ダービーもこの「3強」が人気を集めているが、過去30年で1~3着が1~3番人気で決まったこと4回、1~3番人気のうち2頭で決まったことが13回もある。

 ダービー馬のうち23頭の前走が皐月賞。他の7頭のうち4頭はNHKマイルカップか京都新聞杯を、1頭はOPすみれSを勝っている。「前走が皐月賞ではないレースで、しかも勝っていない」2頭のダービー馬というのは、タニノギムレットとウオッカの父娘だけというのは不思議なめぐりあわせだ。皐月賞組23頭のうち連勝して2冠を達成したのは9頭、17頭が3着以内だった。

 トライアル組が勝てないことでも知られている。青葉賞からは平成30年間で73頭が参戦しているが、0勝2着7回3着4回。あのシンボリクリスエスやゼンノロブロイでも勝てなかった。早い時期に賞金を積み上げ、早いうちからこの日に向けて態勢を整える必要があるのだ。その点でも「ダービー前に中山に2回輸送したくなかった」というサートゥルナーリアの準備は万全だ。

1/4ページ

最終更新:5/26(日) 7:00
NEWS ポストセブン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事