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近年のダービーは「もっとも堅いGI」、あえて穴を狙うなら

5/26(日) 7:00配信

NEWS ポストセブン

 サートゥルナーリアの場合は、ルメール騎手が短期間で同様の不注意騎乗ということでの16日間の騎乗停止によるものだった。制裁の対象がNHKマイルカップだけだったら、ダービーには乗れていたのだ。そして、ダービーを勝つのは「運のいい馬」と言われている。乗り替わりが不安要素の一つであることは間違いない。

 関係者の思いが大きな力になるのがダービーだ。クラシックを目指す馬というのは、早々と主戦騎手を決めて、ともに戦うという意識が大事だという。たとえ前走で結果が出なくても、だからこそダービーでは挽回してくれるのではないかという思惑もある。

 オークスでは2012年のジェンティルドンナなど3頭が乗り替わりで戴冠していることからみても、やはりダービーには見えざる力が働いているのだろう。

 そこでまず3強のなかでは3番人気に落ち着きそうなダノンキングリー。デビューからずっと戸崎圭太騎手で3連勝。新馬戦で2着に下したのはオークスで波乱の立役者になったカレンブーケドール。共同通信杯では後にNHKマイルカップを勝つアドマイヤマーズに競り勝っている。

「ダノン」といえば、昨年のランキング13位の有力オーナーの冠号だが、2010年のNHKマイルカップを勝ったシャンティがダーレー・ジャパン・ファームなのをはじめ、シャーク(2014年マイルCS)、プラチナ(2014年朝日杯FS)、プレミアム(2017年朝日杯FS)などは日高地方の牧場の生産馬で、社台グループの牧場以外でも実績を上げている。

 キングリーも浦河の三嶋牧場産。昨年の秋華賞の2着ミッキーチャーム、3着カンタービレの生産でも知られている。今年はマスターフェンサーが果敢にケンタッキーダービーに挑戦した。ノーザンファームの独走に待ったをかけるとしたら、こういう牧場の馬ではないか。ちなみに武豊騎手が「テン乗り」のメイショウテンゲンもここの生まれだ。

 ニシノデイジーもデビューからずっと勝浦正樹騎手で、2戦目の未勝利戦から札幌2歳S、東京スポーツ杯と3連勝した。西山茂行オーナーは「ダービーまで勝浦騎手で行く」と、スポーツ紙のコラムでも宣言。ところが、勝浦騎手は今年の年明けから勝ち星に恵まれず、トライアル弥生賞を迎えた段階でもまだ未勝利。初勝利は皐月賞前日の福島の条件戦だった。それでもオーナーサイドは勝浦騎手とともに、という思いを貫いている。

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最終更新:5/26(日) 7:00
NEWS ポストセブン

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