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「不審人物と疑われ…」つらい経験をバネに、ヒジャブ・デザイナーが挑戦し続ける理由

5/26(日) 0:00配信

コスモポリタン

自分の人生は、自分でしか生きられないし、どう楽しんでいけるかは、毎日の選択と気持ち次第。どんな生き方だって、自分で選んできている人は、いつだって魅力的に見えるし、自然と心惹かれるもの。コスモポリタン日本版では、人生を謳歌している女性の生き方を紹介します。

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イマン・アルデべさん

「Iman Aldebe(イマン・アルデべ)」デザイナー

ラグジュアリー・ファッション業界で、今後ムスリム市場が拡大し続けると言われています。
2016年にはドルチェ&ガッバーナがアバヤ(中東女性の伝統民族衣装)やヒジャブ(ヘッドスカーフ)のコレクションを発表、2018年にはH&Mが「モデストファッション(肌の露出を控えた装い)」のコレクションを発表しました。トムソン・ロイターが発表したレポートによると、2015年には世界のファッションにおいて、消費の11%をムスリムの消費者が占めたそう。

その反面、2001年のアメリカ同時多発テロ以降に蔓延したイスラムフォビア(イスラム嫌悪)などから、ムスリム女性のファッションが批判にとらえられることがあるのも事実。

そんな分断された社会で、ムスリム女性にとって「隠す」ためのヘッドスカーフを、「見せる」ためのファッションにしようと、ハイセンスなターバンやヒジャブを創作しているのがスウェーデン在住のデザイナー イマム・アルデムさん。現在、彼女が創作したオートクチュールのターバンやヒジャブはストックホルム、パリ、ドバイのブティックで販売されています。

「ヒジャブを『宗教』から『アート』へとイメージを変えることで、社会の中でムスリム女性への認識をポジティブに転換したい――」

そんなイマンさんも、ヨーロッパに住むイスラム教徒としてかつては偏見を受けた一人。彼女が直面したつらい経験を、「挑戦する勇気」に変えた背景に迫ります。

――イマンさんは、ストックホルムでイスラム教徒の指導者の娘として生まれました。敬虔なイスラム教徒の家庭に生まれるということは、どのようなことを意味しますか。

「スウェーデンで、ヨルダン出身の両親のもとに生まれました。

私が子どもだった90年代当時、スウェーデンではイスラム教徒の移民がまだ少なく、私の父が指導者を務めていたストックホルムのモスクは、多くのイスラム教徒がお祈りにくる場でした。それは、スウェーデンのメディアにとっても興味の的でよくテレビが取材に来ていました。

そのため、家族全員がロールモデルとして“イスラム教徒”を体現しないといけませんでした。母は伝統的なムスリム女性の装いをしていたのですが、一方で私はトレンドのメイクやファッションが大好き。子供の頃から、ファッションデザインのデッサンをしていました。」

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最終更新:5/26(日) 0:00
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