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五十嵐カノア、東京五輪を大きく引き寄せる日本人初のCT優勝!──『GQ JAPAN 7・8月合併号』の特集「TOKYO 2020」に登場!

5/26(日) 1:07配信

GQ JAPAN

プロサーフィンの世界最高峰、チャンピオンシップツアー(CT)第3戦がインドネシアのバリ島で行われ、五十嵐カノア(21)が同大会で日本人初優勝!2020年の東京五輪出場を大きく引き寄せた。

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2つの国旗を持ちたい

「パワーがない波なので外国人選手に比べると僕は有利だと思います」

4月16日早朝、オーストラリアのベルズビーチで、チャンピオンシップ・ツアー男子の第2戦、「リップカール・プロ」の開幕を直前に控えた五十嵐カノアに、2020東京のサーフィン競技会場について訊ねたときの答である。サーフィン会場は千葉県・釣ヶ崎海岸。このエリアを「庭みたいなもの」と、カノアの父で元プロサーファーの勉さんは述べる。

「波頭がサーファーの頭上を覆うチューブと呼ばれるパワー系の波はカノアも得意ですが、ほとんどの外国選手は(釣ヶ崎のような)テクニックが求められるパワーの小さな波は不慣れです。万能タイプのカノアが有利なのは確かです」

世界でもっともレベルが高いサーフィンのツアーに日本人としてはじめて参戦している五十嵐カノアは、アメリカのカリフォルニア州で生まれ育った。

「カリフォルニアで生活していると、誰がどの国の出身だなんて気にしたことないです」と語るカノアだが、今回、日本代表として五輪出場することに悩みはなかったのか?

「子供の頃から日本代表でやりたいと思ってました。両親も喜んでくれますから」と答えて、続けた。

「言葉も習慣もアメリカ流。本当はオリンピックで2つの国旗をもちたいですね」。

父母、弟とともに世界を転戦するカノアは、英語、ポルトガル語、スペイン語、フランス語を使いこなす。

得意順では日本語は3番目だそうで、じっさい、撮影に立ち会った弟のキヌアとは英語で会話をしていた。

勉さんによると、カノアはGQの撮影に向けて(気合の)金髪スタイルにしたという。

「金メダル仕様ですか?」と問いかけると、金メダルにもっとも近い21歳は、ちょっと照れたように下を向いた。五輪サーフィン・金メダリスト第1号に向けて、勝つための条件は整った、と言ってしまいたい。


PROFILE
五十嵐カノア

1997年、アメリカ、カリフォルニア州生まれ。3歳からサーフィンをはじめ、2017、18年には「WSL Vans US Open」で優勝を果たす。木下グループ所属。

文・神谷晃(GQ) 写真・吉野洋三

最終更新:5/26(日) 1:07
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