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【スーパーカー第二黄金期 07】フェラーリ 288GTOはグループBホモロゲ用マシン、結果的にF40誕生のきっかけとなった

5/26(日) 6:30配信

Webモーターマガジン

「Ferrari 288GTO/フェラーリ 288GTO」

第一次のスーパーカーブームが落ち着いてから約10年。1980年代末に日本はバブル景気に突入する。そんな時代に新たなスーパーカーが数多く登場し「スーパーカー第二黄金期」が到来する。この華やかなりし時代の寵児たちを振り返る連載企画をお届けする。第7回はグループBマシン、「フェラーリ 288GTO」だ。

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1984年のジュネーブショーで発表された、フェラーリ GTO。GTOの“O”はイタリア語のOmologato(ホモロゲーション)を意味する。グループBマシンによるレースに参戦するため、ホモロゲーションに合わせて生まれたクルマだったというわけだ。

当初は単にGTOと呼ばれたが、1960年代前半のモータースポーツシーンで活躍した往年の名車「250GTO」と区別するため、2.8Lの8気筒を搭載しているから288GTOと呼ばれるようになる。

一見、308GTBに似たクーペボディだが、グループBのホモロゲーションに合わせて、コンペティションを前提としてカーボンやノーメックスなど新素材を採用している。

鋼管スペースフレーム+樹脂製ボディという基本構造は初期の308GTBと共通するものの、GTBでは横置きのV8ユニットは288GTOではリアアクスル前方に縦置きされ、ホイールベースも110mm延長されている。

そのV8ユニットはツインターボ化され、最高出力400ps/最大トルク50.6kgmという当時としては驚くべきパワースペックを発揮した。そして1160kgに抑えられたボディで0→400m加速はなんと12.7秒。最高速は305km/hにまでなる生粋のサラブレッドだった。

それでもリアフェンダーや3本のルーバー、そしてダックテールなどはかつての250GTOを彷彿とさせる。しかし、288GTOが参戦するはずだったグループBレースは開催されず、そのメカニズムはF40に継承されることになる。

フェラーリ 288GTO 主要諸元(1984年)

・全長×全幅×全高:4290×1910×1120mm
・ホイールベース:2450mm
・車両重量:1160kg
・エンジン種類:V8DOHCツインターボ
・排気量:2855cc
・最高出力:400ps/7000rpm
・最大トルク:50.6kgm/3800rpm
・トランスミッション:5速MT
・駆動方式:縦置きミッドシップRWD
・タイヤサイズ:前225/55VR16・後265/50VR16

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最終更新:5/26(日) 6:30
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