ここから本文です

トヨタ新型スープラのマットグレーが「24台」しか販売できない理由

5/26(日) 18:40配信

Auto Messe Web

塗装が特殊で24台が限界

 5月17日より販売を開始したトヨタ新型スープラ。ボディカラーは全8色を用意するが、32万円のオプションカラー「マットストームグレーメタリック」は、6月14日までのWEB限定受け付けとなっている。しかも限定24台(本年度生産分)。注文数は24台を大きく上回ることは必須で、トヨタは抽選で商談順番を決めるという。

ボディカラーが豊富なスープラ

 発表は新型スープラが参戦するドイツで開催されている「第47回ニュルブルクリンク24時間耐久レース」の決勝当日(6月22~23日)。なぜ、僅か24台しか販売されないのだろうか。

 新型スープラのグレードは、3リッター直6ターボエンジンのRZ、2リッター直4ターボエンジンは2種類の出力が設定され、SZ-RとSZの2グレードを設定。2種類のエンジンで3グレード構成となっている。限定24台のオプションカラー「マットストームグレーメタリック」が設定されるのはRZのみだ。

 さらに、その24台の内装色は、12台がイグニッションレッド(アルカンターラ+本革)、残りの12台がブラック(本革)となっている。商談順は6月22~23日に発表されるということなので、好みの内装を選べるかも微妙な状態だろう。

2ヶ月で半年分の販売予定台数を受注

 そもそも新型スープラはBMWとの包括提携で生まれたモデルで、生産はマグナ・シュタイヤー社グラーツ工場(オーストリア)で実施。ここでは、スープラ以外にBMW Z4、メルセデス・ベンツ、プジョーなど、さまざまなクルマを造っている。当然のことながら、スープラに限らず他のクルマも生産台数の割り当ては決まっているわけだ。

 ところが、新型スープラは3月より受注を開始し、5月17日の発表時には1400台(65%がRZ)のオーダーを受けている。ちなみに、日本国内における新型スープラの販売予定台数は月に220台。つまり年間2640台だから約2ヶ月で半年分が予約されたわけだ。そのような理由からか、一時は事前受注をストップしていたが、5月17日の発表日に再開。今夏には50カ国でも販売されるが、自社工場で生産するわけではないから、おいそれとは生産台数を増やすことはできないはず。どのような策を取ったのかは明かされていないが、もしかしたら海外分を国内に割り当てたのかもしれない。

 さて本題に戻ろう。トヨタとしては初のマット(ツヤ消し)カラーとなる「マットストームグレーメタリック」のRZが、なぜ24台しか販売されないのだろうか。

 トヨタ広報に問い合わせてみると「塗装が特殊で塗装ブツが付いたときの修正に時間が掛かるので、24台しか製造できない」とのこと。今夏からの海外向けにもマットストームグレーメタリックが採用されるのか、日本への割り当てが24台なのかは明かされなかったが、かなり手間がかかる塗装であるとのことだ。ちなみに「塗装ブツ」とは、表面にホコリやチリが付着したことを指す。「手間がかかる塗装」とはいえ、海外ではマットカラーを純正採用している自動車メーカーもある。

1/2ページ

最終更新:5/26(日) 22:27
Auto Messe Web

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事