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機嫌が悪い時は、子どもに理由を説明しよう。その深いわけ|育児ハック

5/26(日) 17:14配信

ライフハッカー[日本版]

子どもが完璧主義に陥る原因は?

完璧主義の核心にあるのは、安心ではないという感覚を抱いたあとで、何とか安心感を得るために「ある程度のコントロールを手にしたい」と望む感情です。

子どもの完璧主義という問題にこの定義を当てはめると、焦点となるのは、感情的な安心感と、保護者との安定した関係です。

子どもというのは、良くも悪くも保護者の支配下にある存在です。

一般的には、保護者の機嫌が良ければ優しく接してもらえるので、子どもは安心感が得られます。逆に、親の機嫌が悪いと、子どもの側は、親との関係そのものが絶たれたように感じるものです。

機嫌が悪い親は、子どもから見るとよそよそしかったり、返答が鈍かったり、ピリピリしたりしています。こうした時の親は、普段なら面白いとか、かわいらしいと感じるような子どもの行動にも、怒りをぶつけてしまうことがあります。

こうした通常と異なる親の行動パターンは、子どもにとっては恐ろしいものです。

子どもは、親の反応(良いものでも悪いものでも)を、自分の行動に対する直接的な反応だと受け止めます。親が不機嫌な理由は何なのかとか、自分と関わりのないことで親の機嫌が変わる場合があるのだと考えることはありません。

従って、子どもは不安になります。そして、こう考えるかもしれません。

「前に僕がまくらを投げた時は、まくら投げ合戦をして、ママも大笑いしていた。でも、さっきまくらを投げたら、きつく叱られた。僕のまくらの投げ方が間違っていたのかな?」と。

このように、因果関係が正当化できない物事に原因を求める呪術的思考が、子どもの心に完璧主義的な傾向を芽生えさせていくのです。

「呪術的思考」が子どもの完璧主義の原因になる

呪術的思考は、幼い子どもにとっては正常な発達過程の一部であり、その傾向は2~7歳のころにピークを迎えます。

「鏡を割ると不幸になる」といった迷信の根幹にも、この呪術的思考があります。

子どもがこの呪術的思考を親との関係に当てはめると、「昨日、僕が青い服を着たらママはすごく機嫌が良かった。今日も僕は青い服を着よう」といった考え方になります。

この思考の問題点は、実際には、母親の機嫌が良かったのは青いシャツのせいではない、というところです。

そのため、2度目に青い服を着た時に、最初の時と同じ反応を得られないと、子どもは自分が間違っていたのだと考えてしまいます。

「今日着たシャツの青色が良くなかったんだ」とか、「シャツの形が整っていなかったのが悪かったんだ」というように。

母親の機嫌が良いのは自分の着ているシャツが原因ではない、と気づいてしまったら、子どもは「自分には親の機嫌を良くする力がない」あるいは「良くする方法を知らない」という現実を突きつけられることになります。

そうなれば不安感がさらに増すので、自分に厳しく当たることで望ましい結果を得ようとするほうが、子どもにとっては望ましい行動となるのです。

「僕がもっと頑張れば/ちゃんと気をつければ/学校で良い成績を取れば/きょうだいゲンカを収めれば、お母さんの機嫌が良くなって、僕も安心できる」という理屈です。

完璧主義の核心にあるのは、安心ではないという感覚

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最終更新:5/26(日) 17:14
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