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巨人・菅野智之の一発病を悪化させる“メジャー志向”と原監督の“ブラック気質”

5/26(日) 6:00配信

文春オンライン

 5月15日の阪神戦で4本の本塁打を浴び、自己最悪の10失点を喫した巨人のエース・菅野智之投手(29)。5月25日現在、リーグ最多タイの5勝を挙げながら、被本塁打13は12球団ワーストだ。

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「頼り過ぎているスライダーの制球が甘いという指摘もあるが、そもそもコントロール全体が甘くなっている。蓄積疲労で下半身が使えていない印象です」(ベテラン記者)

 昨年の投球回は202イニングで、全投手の中で唯一の200イニング超えだった。

「今季はハワイでの自主トレから異常なハイペースで、キャンプでは初日から10日目までに7回もブルペンに入っていた。周囲は『張り切り過ぎじゃないか』と不安視していました」(スポーツ紙デスク)

 その背景には、菅野が17年オフに公言した「メジャー志向」がある。海外FA権を取得できるのは最短で22年シーズンからだが、「本人は20年に東京五輪でメダルに貢献し、巨人を優勝させた後、21年にはポスティングで渡米したいようです。そのため、田中将大のように周囲に文句を言わせぬ圧倒的な成績を残そうとしています」(同前)。

“原一強体制”の功罪

 球団側は今季年俸を6億5000万円までアップさせるなど引き留めに必死だ。そんな中、伯父の原辰徳が監督に復帰したことで、ついつい無理を重ねてしまう状況になった。

「投手の分業化が進む時代ですが、原監督は逆行するように『日本は中6日だけど、たまに中5日になって疲れたとか言ってる投手は先発ローテーションとしてどうなんだ?』と、よく言っている。投手のことが本当に分かっていないようで、能天気だけど“ブラック気質”がある(笑)。菅野が打たれた後も『ま、身体は大丈夫だから』と気にしていませんでした」(同前)

 加えて、GMもヘッドも置かない“原一強体制”も菅野にはマイナスになっている。

「原さんのイエスマンばかりで、宮本投手総合コーチなんか菅野が10失点した後も『我々は待つしかない』としか言わなかった。菅野にモノが言えるコーチもいない。疲れ自体は認識できても、そこからくるフォームの崩れは本人には分からず、認めたくないものなので、客観的な意見を言うコーチが必要なんですけどね」(前出・ベテラン記者)

 絶対エースの孤独な戦いが続く。

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年5月30日号

最終更新:5/26(日) 9:45
文春オンライン

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