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高齢者運転、7つの掟……「逆キツネポーズ」ができない人は要注意

5/26(日) 6:00配信

文春オンライン

“右”に意識が向くと、足元も無意識に右側にズレる

 高齢者の運転に詳しい慶應義塾大学医学部の三村將(まさる)教授は、交差点でのウインカー操作に着目する。

「交差点で曲がる際、ハンドルを切ることばかりに気が取られ、(4)ウインカーを出し忘れていたら要注意。一度に様々な方向に注意を分散できなくなるのは認知機能低下の兆候です」

 大惨事を招きかねないのが、アクセルとブレーキの踏み間違い。特に注意したいのは、“右”に意識が向くケースだ。例えば、高速道路やドライブスルーでの支払い場面。福山大学の関根康史准教授らの研究によると、高齢者は体の柔軟性が低下し、意識が右側に向けられている時、足元も無意識に右側にズレてしまう傾向があるという。つまり本人はブレーキペダルを踏んでいるつもりでも、右側のアクセルペダルを踏んでいる可能性があるのだ。

「(5)右の窓を開けて操作する場面では、足の動きやパーキングブレーキを入れているかなどを確認しておきましょう」(前出・平塚氏)

 また、本人は運転に自信があっても、

「(6)運転しながらの会話を嫌がるのは、通常の運転の注意や判断で手一杯となっている証拠。首の上げ下げをしなくなり、『止まれ』の標識や黄色、赤信号などを見逃しかねません」(同前)

「逆キツネポーズ」を試してみよう

 こうした(7)認知機能の低下を簡単に確かめられる方法もある。それが「逆キツネポーズ」だ。

 前出の三村氏が語る。

「キツネのポーズを両手で作って、片方の手を反転させて胸の前で人差し指と小指をくっつける。親御さんに一度、『このポーズをそのままやって』と言って同じポーズが出来るか試してみて下さい。もしキツネを反転させられなかったりしてうまく出来ないようであれば、空間認知の機能が低下している可能性があります」

※「週刊文春」5/23号には「20の掟」が掲載中

「週刊文春」編集部/週刊文春 2019年5月23日号

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最終更新:6/5(水) 18:39
文春オンライン

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